農業情報研究所


英国:vCJD検査で供血者半減の恐れ

農業情報研究所(WAPIC)

01.10.2

 英国ガーディアン紙の報じるところによると、近い将来に実施されるようになる狂牛病の人間版である変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の検査の結果を恐れ、献血者が半減する恐れがある。

 当局は、vCJDに関係した異常プリオンが血液を通して伝達され得ることを示唆する羊での実験結果を受け、検査が信頼できることが証明できれば、献血前の検査を導入する意向である。しかし、現在は治療法のないこの病気の検査の結果を恐れて、献血者は、最悪半減すると予想される。

 この場合、リサイクル血液を増やしたり、合成血液の利用を増やすなど、血液供給体制の根本的改革が必要になる。

 現在までに、後にvCJDであることが明らかになった13人の献血者から22人が輸血を受けたことが分かっている。

Blood supplies 'could be halved' as donors fear results of vCJD tests,The Guardian,01.10.2

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