スペイン 新たに2人がvCJDで死亡

農業情報研究所(WAPIC)

08.4.8

  スペインのカスティーヤ・イ・レオン地域の公衆衛生当局が4月7日、二人のスペイン人が狂牛病の人間版とされる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)で死亡したと発表した。どこで死んだのか、二人が同一家族なのかどうか、同じ地域の住民なのか、明らかにされていない。ただ、一人は07年12月28日、もう一人に08年2月7日に亡くなった。性別は明らかにされていないが、年齢は26歳と50歳。

 地域当局は、新たなクラスター(集中発生地域)の出現は否定、恐らくは8年前に感染肉を食べて感染したと見ているという。

 La forme humaine de la maladie de la vache folle a causé deux morts en Espagne,Le Monde,4.7
 http://www.lemonde.fr/sciences-et-environnement/article/2008/04/07/la-forme-humaine-de-la-maladie-de-la-vache-folle-a-cause-deux-deces-en-espagne_1032009_3244.html#ens_id=1032000

 スペインでは、これまでに一人のvCJD死が確認されている。1999年以来、719頭のBSE感染が確認されている。