カナダ 15例目のBSE 輸入再開に向けた現地調査で韓国チームが訪問中
08.11.18
カナダ食品検査局(CFIA)が17日、ブリティッシュ・コロンビア州の7歳の乳牛の狂牛病(BSE)が確認されたと発表した。発見された高リスク牛を検査する通常の国家サーベーランスで見つかったもので、カンダでは今年4例目、2003年5月以来15例目(2003年12月に米国ワシントン州で発見されたアルバータ生まれのケースを含めると16例目)の発見となる。
出生農場は突き止められ、擬似患畜や感染源の調査を進めている。年齢と場所は以前のケースで見られた範囲内に収まり、カナダは、国際獣疫事務局(OIE)が認めたとおり、なお”管理されたリスク”国にとどまるそうである。
http://www.inspection.gc.ca/english/anima/heasan/disemala/bseesb/bccb2008/15notavie.shtml
なお、韓国はちょうど今、カナダ産牛の輸入再開の是非を最終的に決定するための現地調査チームを派遣中である。韓国食料農業林業水産省は、6人からなる調査団に対し、この最新のケースについてカナダ当局が出す証拠を直接検討するように命じたそうである。
S. Korean inspectors investigate latest case of mad cow
in Canada,Yonhap,11.18
http://english.yonhapnews.co.kr/news/2008/11/18/0200000000AEN20081118002000320.HTML
カナダ生まれの牛の狂牛病確認例
確認年月 |
発生地域(出生地域) |
畜種 |
年齢または出生年 |
|
1 | 2003.05 |
サスカチェワン州・アルバータ州隣接地域 |
アンガス |
8歳(1995年) |
2 | 2003.12 | 米国ワシントン州(アルバータ州) | ホルスタイン |
1997年 |
3 | 2005.01 | アルバータ州 | ホルスタイン |
1996年 |
4 | 2005.01 | アルバータ州 | 肉用牛・シャロレー |
1998年 |
5 | 2006.01 | アルバータ州 | 交雑種 |
6歳(2000年) |
6 | 2006.04 | ブリティッシュ・コロンビア州 | 乳牛 |
6歳(2000年) |
7 | 2006.07 | マニトバ州 | 交雑種 |
‹15歳 |
8 | 2006.07 | アルバータ州 | 乳牛 |
50ヵ月齢(2002年) |
9 | 2006.08 | アルバータ州 | 肉用牛 |
8-10歳 |
10 | 2007.02 | アルバータ州 | 非去勢雄牛 |
79ヵ月齢(2000年) |
11 | 2007.05 | ブリティッシュ・コロンビア州 | 乳牛 |
66ヵ月齢(2001年) |
12 | 2007.12 | アルバータ州 | 肉用牛 | 13歳(1994年頃?) |
13 | 2008.02 | アルバータ州 | 乳用牛 |
6歳(2002年頃?) |
14 | 2008.06 | ブリティッシュ・コロンビア州 | ホルスタイン | 61ヵ月 |
15 | 2008.08 | アルバータ州 | 肉用牛 | 6歳 |
16 | 2008.11 | ブリティッシュ・コロンビア州 | 乳牛 | 7歳 |
(このほか、1993年にアルバータ州で英国からの輸入牛に狂牛病が確認されている)