農業情報研究所
ＥＵ：食品・飼料中のダイオキシン含有量規制が発効
農業情報研究所（WAPIC）
02.7.3
昨年１１月に採択された人間食料と動物飼料中のダイオキシン含有量の制限が７月１日に発効した（⇒ＥＵ：飼料中のダイオキシン含有量を制限する指令を採択,01.11.28、ＥＵ Ｐｒｅｓｓ release:Limits on presence of dioxin in food and feed enter into force on 1 July）。この制限を越えるダイオキシンを含有する食料・飼料・飼料成分は、今後、すへてフード・チェーンから排除されねばならない。このような法的措置が取られた国は世界でも未だ少数にとどまる。フィンランドとスウェーデンの魚については、バルチック海の汚染が激しく、実行が難しいために、国内で消費されるものに限って、2006年まで例外措置が認められた（）。
この例外措置を採らざるを得なかったように、今後はダイオキシンの環境排出を減らすことが極めて重要な課題となる。３年前、ベルギーの鶏肉の汚染スキャンダルはベルギーに１５億ユーロの損害をもたらした。フランスではアルプス山中（アルベールビル）の焼却炉から排出されるダイオキシンにより汚染された農場で生産される牛乳の汚染が発見されて以来、多くの地域での汚染が発覚、畜産農家が巨額の損失をこうむっている。この２ヵ月の間にも八つの焼却工場が閉鎖に追い込まれている。汚染排除のコストは大きいが、それは今や至上命令となった。
なお、含有許容量上限については、上のＰｒｅｓｓ releaseを参照されたい。
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be labelled for dioxin content,HELSINGIN SANOMAT ,6.28
Alertes à la dioxine autour des incinérateurs,Le Monde Interactif,4.10
Plus de 100 unités
ont été fermées entre 1998 et 2002,Le Monde Interactif,4.10
LA DIOXINE
EMPOISONNE LA VALLÉE D'ALBERTVILLE,Liberation,3.26