あとがき。


ついに完結しました。聖剣少女第三話。
長いこと、本当に長いこと、お待たせしてしまって、大変申し訳なく、情けなく思っております。

まあ、素人が後述に記すべきは己の未熟を恥じることだとよく言いますので、自分なりにこのお話について思うことをいくつか。
この、第三話は…お分かりの方もいらっしゃると思いますが、駄作だと思っています。
適当な展開。
前後の矛盾。
割いた時間に見合わぬ、薄い内容。
列挙すれば寿命を使い果たせそうな、そんな文章だと思っています。
分かっているなら修正して発表しろとのお声も聞こえてきそうですが、僕には、何故か、それが、
とてつもなく困難な作業に思えていたのです。
自分の未熟さ。
それを直視したくない幼さ。
優しいお言葉に甘える卑怯さ。
それらは全て、僕の不徳の致すことだと思っています。
よく、謙遜して自分の作品を大したことはない、などとおっしゃる方がいらっしゃいますが、
そういう方は、その実本当に自信作だからこそ発表したわけで、納得いかないにしろ自分なりの妥結点を
その作品に見たからこそ、はじめて発表にふさわしい態度がとれるのだと思うのです。
僕のは、そんな高貴なものではなくて。
ただ、自分の書いてる文章が、ほんとに下らなく見えて。
「あー、コイツ、つまらねえ。」
と、自分で自分を投げ出そうとした時期もありました。
正直に言って、苦痛に満ちた期間でした。
書きたい、書けない。
本気で、閉鎖を考えたこともありました。同名問題とか、そんな些事よりも前に。
けど、どうせ駄目なら駄目なりにヤケになってみようと。
散々罵られて、人も去っていって、一日のヒット数が自分の「1」だけで、
そんなページになっても、最後まで続けようと。
こうなりゃ意地だと…負け犬が、ちょっとだけ牙を磨かせていただいたような。
そんな、半年……いや、もっと、それくらいの時間でした。

僕が自分をどうしようもないと言うのは、本当にそう思っているからで。
そういうしょうもない奴が、しょうもないと言うページにもかかわらず、
見捨てることもなく閲覧を頂いている皆様には、筆舌に尽くしがたい感謝と罪悪感を抱いております。


もしよろしければ、この弱小サイトの行く末を、もう少しだけ見守って頂きたいと思っております。
では、また。

乱筆乱文は仕様です、あきらめてください。

2002/10/21
央崎宗介






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