![]()
多くの方に支えていただいた今回のコンサートでした。
特にブラジル音楽研究会の金子起美代氏には5日間夜遅くまでの行動を共にしていただき、コンサート終了まで肉
体的にも精神的にも大変なご苦労をかけてしまいました。
このコンサートがブラジルと日本そしてインドネシアの3つの国を一つに結んでくれました。
その力の一番の功労者は金子起美代氏であったと思います。
感謝と共に精神的苦労の多かった毎日を与えてしまった事を申し訳なく思います。
パリゾト氏と私の間には演奏上の事でお互いに大きな葛藤が練習当初からありました。
音楽家として譲れないことの溝がだんだん大きくなっていく中で、コンサート2日前にはコンサート開催そのものが危
うくなりました。急遽相棒の田村さんが、アンクルンとピアノで演奏する曲のピアノ部分を演奏することで、コンサート を行うことにしました。それからの2日間は食事も睡眠もほとんどとらずに3人は曲のアレンジのやり直しに伴う作業 や練習に取り組みました。私の2人の相棒と急の出演を承諾してくれたASSMに心から感謝します。コンサート前日 に「浜辺のうた」の演奏だけは彼とする事が決まり、通訳の吉田氏の協力をいただいて1曲だけの練習を念入りにす ることが出来ました。コンサート当日のリハーサルでやっと2人の納得行く演奏が出来上がり本番を迎えました。
こうしてパリゾト氏のリサイタルも全曲入った、しかも本来はなかったASSMの演奏があったりで、すばらしいコンサー
トになりました。
今回のコンサートは私にとっても多くのことを学びました。でも妥協しないで自分を貫いて良かったと思っています。
だからこそパリゾト氏との演奏は1曲になってしまいましたが、納得のいく演奏を皆様に聴いて頂けたと思っていま
す。
ご来場いただいた皆様の温かい励ましのお言葉を糧にこれからも竹と共に活動を続けて参りたいと思います。
![]() |