9日目(雨のち曇り)
39番延光寺にあった巨木。天然記念物だそうです。 |
39番延光寺からチャリで1時間。いよいよ伊予の国です。 |
愛媛といったらポンジュースだろ常考。 |
40番観自在寺。愛媛の最初の札所。 |
40番観自在寺から宇和島へ向かう国道56号線から海を臨む。台風接近前日なのに薄日も差しています。嵐の前の静けさでしょうか。 |
宇和島へ向かう国道56号線にある歩行者・自転車専用の「内海ふれあいトンネル」。アリガタヤ。 |
特別に許可をもらって部屋の中にチャリを入れさせてもらいました。無断でやってはいけません。 |
本日は高知最後の39番札所延光寺を目指します。
台風13号が接近しているので、少しでも北に進みたい。
宿を6時半に出発です(同じ日に泊まっていた歩き遍路の人は朝5時に朝食を食べて出発したそうです)。
延光寺に向かう道は何通りもあるのですが、国道321号線を真念庵まで戻り、県道46号線を進むのが、
一番起伏も少なく道も良いと民宿の人が教えてくれました。感謝。
途中で三原村という村を通るのですが、ここはどぶろく特区に指定されているようで、農家食堂でどぶろくが飲めるそうです
(あくまでその場で飲むだけで、土産物としてビン詰めして売ったりしたら税務署が黙っちゃいません)。
朝に通ったため食堂はやっていませんでした。いつか飲み歩きしたいなぁ。
途中から道は下り坂になり、平田の町まで下ったら国道56号に再合流です。
そこからすぐに39番札所延光寺です。
お寺には9時半ごろに着きました。その頃には雨は止んでいました。
菩提の道場 伊予へ
そこからは国道56号線をひた走ります。
宿毛の町から松尾峠を越える遍路道への分かれ道がありますが、
結構な登りなので国道56号線で峠を迂回して県境を越えたほうがチャリなら早いと思います。
39番札所延光寺から1時間ぐらい走るといよいよ菩提の道場 伊予(愛媛県)に突入です。
修行の道場 土佐(高知県)は長いようで短かった。
愛媛県に入ってすぐのコンビニで、まずはポンジュースを買いました。
そして、お昼ごろに40番札所観自在寺に到着しました。
お寺の人が、台風が来ているから今日は早めに宿を見つけたほうがいい、明日は一日足止めされるかも、と教えてくれました。
修行の成果
観自在寺の納経を済ませ、お寺の近くにあった道の駅の喫茶店で昼飯を食べました。
それまでは昼飯を食べるときなどは、チャリのカバンに納経帳を入れっぱなしだったのですが、それがなんとなく不安になってきました。
チャリが盗まれてもいいけど、ここまで集めた納経帳がもし盗まれたら、という気持ちになります。
やってみればわかる(やってない人にこの気持ちは絶対に伝わらないと思う)。
これが修行の成果なのかも知れません。
観自在寺から40kmぐらい先にある宇和島まで行って、そこで宿泊しようと思いました。
多分大きな町だし、泊まるところもたくさんあるだろうと思ったからです。
宇和島まで国道56号線をひた走ります。雨はすっかり上がって、薄日すら差しています。嵐の前の静けさでしょうか。
途中で大きなトンネルをいくつもくぐります。歩道が無いトンネルは相変わらず恐怖です(山を越えるよりははるかにマシですが)。
車道とは別に歩行者・自転車専用の小さいトンネルがあるところも2箇所ありました。アリガタヤ。
そして宇和島に向かう最後のトンネル、松尾トンネルは換気がうまくいかない構造らしく、排気ガスが充満しています
(新しいトンネルを掘る工事をしているようでした)。
タオルで口と鼻を隠し、昭和の銀行強盗のようなイデタチで走り抜けました。
宇和島
4時ごろに宇和島に着きました。駅前通りという大きなアーケード商店街がありました。
絵に描いたようなシャッター通りだったのは台風前夜だったからだと信じたい。
駅のすぐ近くのホテルに泊まりました。台風の夜にチャリを外にとめておくのは不安だったのでフロントの人に相談したら、
特別に部屋の中に入れても良いと言ってくださいました。感謝。
夕飯は宇和島駅のキオスクで買った駅弁を食べました。台風は今夜、足摺岬をかすめるようです。
僕はあまり雨にも降られずに、かなり北上できました。お大師様ありがとうございます。
明日もこのホテルに宿泊でしょうか。
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