1977年発売の最後期モデル、Pulseです。その名の通り、脈拍の自動計測ができる世界初の時計です。

Date IIに「ブタの鼻」のようなタッチセンサーを備えたデザイン。センサーに指を添えると脈拍数がディスプレイされ、ドットが点滅します。このデザインは、ステンレスモデルのみですが、P-3のデザインに同様のタッチセンサーを備えた14金無垢のモデルもあります。

右のボタンを押すと「時・分」、左のボタンで「月・日」といった機能は、Date IIと変わりませんが、LEDの表記方式がドットからバーに変更され、時刻のセットもオートセットとなっています。

また、風防には、透明と赤色の2種類のガラスを重ねて張り合わせた積層ガラスが用いられており、ケースからほとんど飛び出していません。"Pulsar"のロゴもその境界面にプリントされているため、他のモデルのようにシルク印刷されたPulsarのロゴがはげ落ちる心配はいりません。

Pulsarの中でもかなり上位に入るレアモデルです。