Synchronar 2100 Riehl Time Corp.

1973年発売の世界初の太陽光発電により動くLED時計です。

当時のカタログスペックを列挙してみますと、世界初の月差±1秒の精度。内部にレキサンというゲル状物質を充填させることで、「大理石に1000回叩きつける」「海水に24時間浸ける」「23気圧の水圧をかける」「−40度の低温下に100時間、80度の高温下に100時間放置する」といった過酷なテストに合格。さらに2100年までの修正不要なカレンダー機能までもがついていました。

確かに赤色の透明プラスティックでモジュールは完全封入されているため、耐衝撃・耐水性には高い能力を持つ一方、充電池交換が不可能なため、せっかくの2100年までのカレンダー機能は?という不思議な設計となっています。

ソーラーパネルの設置のための当然の成り行きから生まれた、初のサイドビュー型のLED時計だと思われます。

残念ながら、すでにNi-Cad充電池は寿命がすぎており、動きません。