英 語ゲーム集
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＴＯＳＳお江戸８７の会　　細井　俊久

１．ゲームの大切さ

　 ゲームを行うことで学級が盛りあがる、子供が熱中する。どんな教科の授業でもゲームは盛りあがるが、英会話の授業では、ゲームが学習になる。楽しく自然に単語やフレーズ、挨拶を覚えるのである。ゲームを行うことで、英会話を楽しいと感じる子供が増え、また英会話をやりたいと子供が言うのである。英会話の授業では、歌とともにゲームはなくてはならない必須のパーツである。

　

２．五色英語かるたを使ったゲーム

　五色英語かるたは、かるた遊びをしながら英語の力をつけるための優れた教材である。これをやるだけで子供は大いに熱中する。

　

（１）かるた取りゲーム

（やり方）
�@１組のカードを全部表に向けて、机に並べる
�A読み手は、カードをよく切って、取り手に見えないように順番に読んでいく。
�B場にあるカードから、早くそのカードを見つけてタッチした人がそのカ ードを取ることができる。
�C多くカードを取った人が勝ち。

※読むときにTouch your head(nose,mouth等).と言い、手をそれぞれの場所に置かせてから行うのもよい。

　

（２）Ｈｅｒｅ　ｙｏｕ　ａｒｅゲーム

（やり方）
�@かるたを１人５枚持つ。（何の種類でもよい。）
�A２組になり、じゃんけんをする
�B負けた方は、Here you are.と言って、カードを勝った方に渡す。
�C勝った方は、Thank you.と言って、カードを負けた方から受け取る。
�D次々と対戦相手を替え、１分後一番カードを持っていた人の勝ち。

※かるたでなく、名刺サイズのカードを用意し、それに自分の名前を英語 で書かせ、じゃんけんの前にMy name is 〜.　と自己紹介をした後に同様にゲームをしてもよい。

　

（３）何人と会話できるかなゲーム

（やり方）
�@１人１枚apple,lemon,banana,orange,strawberryのかるたのどれかを持つ。
�A１人前にでてきてもらい、教師と２人でダイアローグの見本をする。
　　　　　　　教　師：What fruit is it?　 　

　　　　　　　子ども：It's a banana. （自分の持っている果物を言う。）

　　　　　　　子ども：What fruit is it?

　　　　　　　教　師：It's an apple.　（自分の持っている果物を言う。）

　　　　　　最初に、Hello.の挨拶を入れ、最後にGood-byeの挨拶を入れてもよい。
�B記録用紙を持ち、ゲームを行う。会話した相手に○をつけてもらう。
�C１分間（２分間）にどれだけ多くの人と会話ができたか競う。
�D何人と会話できたか、挙手で確認していく。　　　　　　　　　　　　

※ダイアローグすべてに応用可能である。　　

　

（４）どんじゃんけん

（やり方）
�@長机の上に、五色英語かるたを裏向きに並べる。（８〜１０枚）
�A２グループに分かれ、それぞれが陣地（机の両端）に並ぶ。
�Bスタートの合図で、両端グループの先頭が、１番端のカードを表に向け、 そのカードを言う。
�C言ったらまた裏向きにして、次の１枚を表に向け、そのカードを言う。
�D同様に繰り返し、２人が出会ったらじゃんけんをする。勝った方はそのまま前に進む。負けた方は、元に戻り、次の　人とバトンタッチをする。
�Eこれを繰り返し、相手の陣地に一番近いカードを読んだら１ポイント。

※初めのうちは裏向きでなく、表向きにし、指で押さえ発音させるだけでもよい。また、フラッシュカードのコピーで行っ　　てもよい。

　

３．その他のゲーム

（１）ＰＬＥＡＳＥゲーム

（やり方）
�@教師に注目させ、いきなり命令をする。（例stand up,sit down,touch your　head等）
�Apleaseと言わないで言った命令をした子供には、Booと言い、間違えであることを知らせる。
�B何回かやるうちに、ルールに気づかせる。
※命令はリズムよくスムーズに。教師が考え込むとおもしろくない。

　

（２）ＮＵＭＢＥＲゲーム

（やり方）
�@１から１０までの数字カードを使って発音練習をする。
�A子どもだけで１から１０までの数字カードを順番に発音する。
�B子どもだけで１から１０までの数字カードをランダムに発音する。
�C「Get into group of 5」と言って５人組を作る。
�D同様に３人組や７人組などを作る。
�Eグループが作れなかったら負けとなる。

　

（３）ＴＯＵＣＨゲーム

（やり方）
�@eyes,nose,mouth,desk,chairと書かれた絵カードを使って発音練習する。
�A教師が「Touch your eyes」と言ったら自分の目にタッチさせる。
�Bタッチする場所を変えて数回行う。
�C教師が「Point to your eye」と言ったら自分の目を指させる。
�Dタッチの時と同様に指す場所を変えて数回行う。
�E「Point to desk」と言い、もし机をたたいた子がいたら、指すのはさわってはいけないと教え、タッチとポイントの違い　をわからせる。