11/28 工藤静香がキムタクの子供を妊娠したという話はまあ,芸能界にありがちで別にどうということもないし,インタビューに答えるキムタクの表情が死んでいるのも「まあ可哀想に」って程度でしたが,何より衝撃的だったのが久しぶりに見る工藤静香がどうしようもなく老けていたことです.10年以上見ていなかったので(ていうかまだ芸能界にいたとは知らなかった)しようがないですが,最近で言えば,NHKの子役をやっていた斉藤こずえが超おでぶになっていたことに匹敵する衝撃でした.30歳でもあんなに老けている人は珍しいですね.
 サーフィンと,薬物(たばこだけ?)と長年の化粧ですっかり肌がやられるとああなってしまうんでしょうね.

11/23 近々ハワイに遊びに行く予定なのでちょっと英語のリハビリを兼ねて,英語のゲームをしたり,映画をできるだけ字幕を見ずに見たりしています(海外アダルトサイトで覚えた怪しい英語を矯正しないといかんし).てなわけで今日は自宅で「タイタニック」を見ていました.結構売れた評判の映画だったのでとりあえず見ておくか,という感じです.
 で,苦労して見て印象ですが,,,英語がよく理解できていないせいか,なんでこんなつまらん映画がはやったのかわからんです.この映画って単に,男(or親)に頼ってしか生きられない金持ちの馬鹿娘が,さんざんわがままぶっこいた挙げ句,タイタニック号でいかにも怪しい優しいだけの羽賀健二みたいな男と仲良くなって,結局その男を踏み台にして生き残ったっていう話ですよね.しかも自分では何の努力もしないときている(一人分の漂流物に乗る時に少しは相手に譲る意志を見せろよなー).
 最後は「ああ私っていい男(自分に都合のいい)と出会ったなんていい女だったのかしら」って思い出にふけりながら老婆が自尊心を満足させると(このシーンに至っては吐き気がしましたね).ただそれだけの気がしました.
 まあ途中普段の癖で早送りを連発したせいもあるでしょうけど,ちょっと理解できんです.ああいう映画が流行るようでは日本も米国も馬鹿女だらけってこと?

11/10 今日大学内でとある研究奨励金の抽選会がありました.金額は一件あたり10万円と小さいですが,科研費のように制限がなく自由に使えるお金なのでそこそこ欲しがる人が多く毎年抽選になっています.本大学に対して4件という割り当てがあって,各部局(学部)ごとの代表者1名による抽選で決定するという段取りでした(ちなみに私は2年連続で抽選負けしていました).
 ところが今日行ってみて驚いたことに,来ている人が自分を含めて4人しかいません.どうも来るはずの人が遅れて来ていないようです.心の中で「超ラッキー」と叫んでいました.速く制限時間が到来することを待ちわびたのは言うまでもありません.
 ところが時間になると担当の事務の人がわざわざその人を呼ぶために電話をかけはじめました.「余計なことするんじゃねえ.」と思ったのは私だけではないはずです.ただ一人だけそれを口に出して言ってしまった人がいました.
 「こういう場合は辞退とみなすのが普通でしょう.私も前に同じようなケースで辞退という扱いになりましたよ.」
とのこと.(あちゃー,言っちゃったよ.まあその人が来なければ自動的にもらえることが決定するから言いたくなる気持ちもわからんでもないが...)
 で事務の方がどう対応するか興味があったのですが,「申し訳ありませんが,しばらくお待ち下さい.場所勘違いされているようなので...」とのこと.遅れるのは基本的に言い訳無用ですが,前年と場所が変わっているのでまあそういうのはありかな,と思いました.ただその後で思ったのは,(この後で遅刻した人が現れて,言ったこの人が抽選で落ちたらしゃれにならんなあ.」ってことです.
 しばらくしてやっぱり場所を勘違いしていたその人が現れました.「遅れてすいません」とおっしゃいましたが,どう返事していいかわかりませんでした.「いや,よくあることですよ.」とか言ったらさっきの人に喧嘩をうっていることになるし...(他の人もそうだったらしく,妙な沈黙が流れました).それで抽選という段になったのですが,1番がそのさっき口に出した人でした.
 ここまで読めば結末は想像できますね.一発ではずれ籤を引いていました>その方.
 思わず吹き出しそうになったのをこらえるのはつらかったです.ぶ然として無言ですかさずその場をお立ち去りになりました.大学にいると何か自己主張したもん勝ちという風潮がありますが,久しぶりにそうでないケースをみて非常に気分爽快でした.まあ言いたい気持ちもわからんではないが.

11/2 さっき,また論文却下の連絡がありました.前回はRefree 1:2のsplit decisionだったのですが,今回は0:2ということで完敗でした(内容別の論文ですが).感想としてはまあ仕方がない,という感じです.今回は事情があってあえて面白い部分を隠していたのでやっぱり読んだ人は面白くなかったんだと思います.でも数行のコメントで落とすほどひどくないと思うけどなあ(>Referee2)
 よく大学のことを知らない人に説明すると,現在大学での研究者の業績というのは雑誌にどれだけ研究論文が投稿されたかでほぼ100%評価されます.で論文書くのに( だけ)一生懸命になるわけです.その雑誌もグレードがあって,どの雑誌に載ったかでその人の評価が決まってきます. 「こんな仕事でもJACSに載っちゃったんだよねえ」なんて講演の時に自然におっしゃるのが好きな偉い先生は山のようにいます(どの業界にもこういう奴いるでしょ)
でどうやって雑誌に投稿するかですが,
  1. こちらから雑誌の編集者(Editor)宛にその雑誌のフォーマットに従った原稿を送る.
  2. Editorが複数(しょぼい雑誌だと1人のこともある)の審査員に意見を聞いて,掲載可能かどうか判断をあおぐ
  3. Editorが最終判断をし(2でもめた場合など)掲載を決定する.
  4. (文法,化合物命名法などの修正後)雑誌の印刷
という手順になるわけですが,一番問題になるのはどんな審査員にあたるかです.時々とんでもない人にあたってひどい目にあいますが,我々にはスポーツ仲裁裁判所のようなものがないので,不服申し立てなどできません.結局あちこちの雑誌にあたって通してもらえる所をさがす羽目になります.その作業ほど悲しいことはありません.
 いい加減この仕事から足を洗いなさいという神のおつげでしょうか.

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