9/28 高橋メソッドというプレゼンの技法があります.理系の学会ではちょっとおちゃらけて見えてしまうのでなかなかやる機会がなかったのですが,今日やる演習実験は文系も含めた大学1,2年ということで実験の紹介のプレゼン用に思いきって作ってみました(pptファイルはこちら.そのスライドの一枚が右図です.ちょっと最近凝っているマリオ(今頃)を電子に見立ててみたのですが,いまいち学生さんの受けがよくなくて世代の差を感じました.

9/20 今日は恩師ならびにその研究室の方々が福岡にやってきたので,長浜らーめん屋台を案内して来ました.ほんとは最初屋台ではなくてもっとちゃんとした所(高級魚介類会席)を案内してその後締めで屋台のつもりでしたが,いきなり屋台に行く気満々のようでしたので,夕方からいきなり屋台となった次第です.長浜まで案内するのに,ほんとはバスで博多から直通のいいの(220円)があるのですが,いまいち路線に自信がなかったので地下鉄で結構歩かせてしまいました.ごめんなさい.
 さて,実は私,屋台でまじめに飲み食いするのは初めての経験です.結構な量飲み食いしたのですが,どれくらいの値段になるか
まったく把握していなかったので最後の勘定の時随分とまどってしまいました.また普通の飲み屋だとレジで精算した後会場まで歩いていくうちにだいたいの計算ができるのですが,その場で瞬時に計算しなくてはいけないプレッシャーもあり,アルコールと老化の進んだ脳で処理がとまってしまっていました.

 割り勘にはいろいろな流儀があると思いますが,私の場合は以下のような計算をしています.
1. 全体の額を人数で割り,その1000円単位以下の端数を丸めた金額を最も人数の多い支払能力階級の金額とする.ただし,どちらに丸めるかはその層より上層と下層の状況で適宜判断する.(今日は17,250円で,人数は5人,最頻値は3人ということで,3000円をその階級に割り当てました.下の人が多い場合は上にまるめます.)
2. 最も下層の金額が0以下にならないように傾斜をつけて下の金額を決定(今日は学生1人ということで,2000円をその階級に割り当て)
3. 上層を順次傾斜をつけて決定,最上層が最高額になるようにする(残りを押し付ける,今日は6000円をお願いする)
4. バランスを見て,適宜1-3に戻り計算を補正.

 というわけで,結構時間がかかった後,6,3,3,3,2という値を出したのですが,集まったお札がなぜか5千円×2, 1千円×8枚ということでまたフリーズ.4千円多い集金で,誰かが5千円を間違って出したという単純な結論に達するのにも結構な時間がかかる有り様.やはり幹事は集金の時に誰がいくら出したかをきっちり把握していないといけませんね.結局こういう払いを一番しそうな人にお金をお返ししましたが,真相は薮の中です.ちと反省.

 今日の教訓.
幹事は総額に応じた支払いのパターンをあらかじめ予測しておきましょう.

9/16
 出張で名古屋に行ってきました.名古屋に行くのはこれで7回目ですが,毎回一刻も早く自宅に帰りたいと思ってしまう不思議な町です.今回も中部国際空港に早めに行って早い便に振り替えてもらいましたが,万博関連で旅客が多くなかなか大変でした.
 名古屋の何が変?とよく聞かれるのですが,私が一番に思うのは,
「名古屋の人で名古屋の異常性に気付いている人がほとんどいないこと.」です.今回も懇親会で現地の人の挨拶がありましたが,「名古屋の人はよそものに冷たいとよく言われますが,実際住んでみると非常に暖かい人が多い.また質実剛健の気風があり....」と臆面もなく言っているのにはびっくりしました.これって全然いいことではなくて,単に「閉鎖的で身内に甘く,ケチである.」って言っているようなもんです.これをいいことととらえることができるってのは,何でも「ウリナラマンセー(我が国最高!)」である隣のどこぞの国と同じ精神構造ではないかとと疑ってしまいます.最近あったNHK特集で航空産業の激しい競争を描いたものがありましたが,いつのまにか「日本の技術力(しかも名古屋の工場)マンセー」に話がすり変わってしまい,なんだこりゃと思っていると,最後に「NHK名古屋」という文字が現れて納得したのを思い出します.
 それにしても,名古屋で売っていた右の写真のおみやげ,中身がまんま福岡(東京は分家)名菓ひよこなのは笑いました.パクリ体質まで某国と同じなのはさすがに勘弁してほしいです.
←「名古屋コーチン」,味もひよこそっくりでした.

9/4 職場の近くに住んでいると,あちこちで職場の関係者に目撃されてしまうもので,書店とか,百貨店で目撃したという報告を受ける度にかなり警戒してしまいます.まあ最近ではかみさんと一緒に行動していることが多いので,あまり目撃されてまずい状況というのはないですが,やっぱり後で見られていたと思うと冷や汗が出ます.
 今日はちょっと用事があって近くの郵便局に行ったのですが,帰る時にそこの駐車場の身障者用スペースに堂々と車を停めるどう観ても健常者の車がいて,「何だこの車,運転してるやつ,脳に障害あんだろな.」って思って運転手を睨んでいたら,大学の知っている先生でした.出てくる時にちょっとお互いに気まずかったです.実はこの先生,運転の仕方にもかなり問題があって,ちょっと危ないめに逢った時にそうと知らずに公道上で思いっきりあおってしまったことがあるんですが,同じ目的地に向かっていることがわかって青くなっこともありました.後で車種からその先生とわかったわけですが,しばらく別な駐車場にとめてカモフラージュしなくてはならず,あまり制裁的な行動は道路でとるべきではないと思ったことを思い出します.
 というわけで,誰が見ているかわかりませんから,どこでも人に恥ずかしく無い行動をとろうと戒めた次第です.
(おまけ)
 昔,とある国際線に乗った時に後ろのクソガキがこっちのシートの後ろをガンガン蹴るので,後ろを睨んだら知った先生でびっくりしたことがあります.その時は先方がこちらの顔を知らないのでよかったのですが,後で私だとわかったらしく謝られてしまいました.

9/3 北九州方面に遊びに行ったついでに,福岡県直方市の喫茶店(7/31の日記参照,場所はここらへん)にまた行ってみました.幸いなことにまだありました(感動!).相変わらずおしゃれできれいなままで,以前と同じように高級感を格安料金で提供していました.今回は昼過ぎに着いたので前回頼めなかった「ランチメニュー」にチャレンジしました.写真がランチメニューの一つですが,これで680円,ドリンクをつけても200円増しという値段です(チキンのソテー+ごはん+スープ+サラダ+小鉢+デザート).ありえねー.最低でも1000円くらいとるだろ普通.
 うちのかみさん,おだて上手なので,食事の後私がトイレから帰ってくると,60前後の年齢と思われるマスターのおやじさんが喜んで情報を提供してくれてました.やはり私の予想していた通り,「こだわりの趣味の店」らしく,気に入りの調度類を全国,海外から取り寄せ,自分で半年ほど内装工事をして6月に開店したそうです(どうせたばこでよごれる壁紙なのにわざわざイギリスから取り寄せたらしい).どこから来たか聞かれたので正直に50kmほど運転をしてきた旨話をすると,「今までで一番遠くからきたお客さんです.」と喜んでもらえました.半分道楽でやっているような店だそうで(本人談),素直に店のすばらしさを褒めてきましたが,こういうことが続いて今後も長く営業してもらえると嬉しいものです.ただ私のお気に入りの店はなぜか潰れてしまうというジンクスがあるのでどうなることやら.
 心配なのが,雑誌(Kyushu Walkerとかの軽薄ナンパ系)とかで取り上げられて,ちゃらちゃらした若者が集結して雰囲気を壊し,マスター(およびお嬢さん?)の機嫌を損ねることです.今回もウェッジウッドの別なデザインのカップでコーヒーが出てきましたが,ヤンキー連中に壊されないかほんと心配です.
 というわけでうちの学生さんには行かないように厳命しておきます.とくにO君は禁止しときますね.

9/1 今日は職場の草刈りがあり,炎天下の午後,汗を流して労働していました.日中の最高気温が34℃ということで暑さに弱い私は最初の1時間でへろへろになってしまい,こういうスケジュールで草刈を企画した人を呪ったことは言うまでもありません.自分一人なら夕方の4時くらいから2時間くらいずつ,すこしずつやっていくのでしょうけど,器具を借りたりする都合からしようがないのでしょう.
 ちょっと草刈りで衝撃的だったことをまとめておきます.

1. 学生を草刈に動員することを何とも思っていない教員が多かったこと(うちの研究室は任意参加のボランティアにして50%くらいの出席率でした)

2. 軽トラの荷台に乗ること,のせることに無頓着な人が多かったこと(昔,親戚でこれやって荷台から落ちて一週間意識不明だったやつがいます.むちゃくちゃ危険)
3. 私が軽トラを運転した際に踏まないように苦労した棒状の段差(直径5cm,高さ10cm程度)を,「踏んでも大丈夫」と言って女性ドライバーが強引に突っ切ったこと(タイヤのはしに乗り上げると側面が傷んでパンクする可能性があります.タイヤのセンター
に乗り上げるのを計算して運転したのなら立派).
4. 上記のドライバーが草を運んでいく際,行き止まりになっているので障害物を撤去するのを手伝おうと思っていたら,
荷台に学生を載せたまま,豪快に芝生の段差を乗り越えて突っ切っていったこと.この時学生さん,荷台でバウンドしていました.

 女性ドライバーって障害物に対して過剰に気にする時もあれば,全く無頓着な時もあり,非常に不思議です.障害に対して徐行しながら避けるよりスピードを落とさずに強引に突っ込んでいくのは男性ドライバーではちょっと考えられない感覚です.

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