2/14 最近,ある人の文章で,「カップ麺で食事を済ませる苦学生がいる」というのを目にしました.これを見て「なるほど」と思う人はかなり裕福な生活をしてきた人です.だってカップ麺なんてコストが高い割には大して腹がいっぱいになりませんからね.スーパーの特売で買えば,500kcalくらいのカップ麺が88円くらいで買えましたけど(今は値上げでまずこの値段で買えません.コンビニだと150円します),これだけで一日過ごそうとすれば若者にはカロリーが足りませんから5個/dayは必要になります.つまり440円/日(コンビニ750円).結構かかりますね.
 本当に貧しい人なら,3食御飯に味噌汁,卵,納豆,豆腐,もやし,にら,大根.動物性タンパクとして鳥肉.こんな食材になるはずです.それぞれの値段をだいたい書いておくと(八百屋とかで買えば,以下の値段で普通に買えます)
 米 5kg /1500円(3食で3合として一食あたり67円,554kcal .でもこれはかなり多めでしょう.〉>
 卵 98円/10個(一食一個として一食あたり10円,一食あたり100kcal)
 納豆 98円/パック(一日一パックとして一食あたり11円,一食あたり33kcal)
 豆腐 50円/400g(一日一パックとして一食あたり13円,一食あたり67kcal)
 にら ひと束98円(二日でなくなるとして一食16円,カロリーはパス)
 大根 一本98円(一週間でなくなるとして一食7円)
 鶏肉 100g/70円(一日100gとして一食24円,一食あたり80kcal)
 これらを全部あわせると,148円,841kcal/食となります.ほぼ同じ値段で同じ程度のカロリーとそれ以上の健康な食生活を送れますね.以前テレビで生活保護の家庭を紹介してその厳しい生活ぶりに,生活保護費の削減に対して否定的なコメントをしていましたが,「夕飯のおかずは冷凍食品のカニクリームコロッケだけです.」というのを聞いていっぺんに萎えました.冷凍食品なんかはコストパフォーマンスが悪すぎです.その生活保護家庭のお母さんのやりくり下手ぶりにもいらつきましたが,それに気付かないマスコミの無知さというか,マスコミ関係者の贅沢な暮らしぶりが見えて非常に気分が悪い思いがしました.せめて「今晩のおかずはニラモヤシ炒めだけでした」だったら泣けたのに.あ,ごはんと梅干しだけとかいうのは却下ですからね.イメージとは大きく違います.梅干しって結構高いんですよ.

2/11 九州は温泉の宝庫です.各地にいろいろな泉質の温泉がありますので,温泉好きにはこたえられない場所でしょう.しかも入湯料が相当立派な施設でも500-1000円程度とかなり安く,「こんな値段で大丈夫なの?」と思うことが多かったりします.
 実際今回の連休もしっかりと2008年版のガイドブック(まっぷるマガジン 露天風呂&立ち寄り湯 九州’08,2007年9月刊行)を買って,行き先を吟味しました.連休最後ということで割と近場でゆっくりできる(入浴後寝転がれる)ようなところを探すと,2007年にリニューアルした温泉施設の中に超よさげなところ発見.ゆうらくという所で,1050円で豪華な入浴施設に,ごろ寝できるムービーシアターがついていたりします.以前これと似た施設で福岡近郊にアクアフォーレという温泉があった(今は値段も上がってさらに豪華な温泉施設となっています)のですが,非常に快適でたびたび利用していたのを思い出し,ここに行くことに決定しました.ホームページを見るとアクアフォーレよりも豪華な感じがします.期待大.
 だいたい私は朝出足が遅くてかみさんにせっつかれることがしばしばですが,今日は温泉施設への期待感から午前中からとっとと起きだして準備し,すぐに出発.隣県ですので昼御飯をファミレスでとってもなお午後早々には現地到着の運びとなりました.近付いていくと,微妙な違和感が...カーナビをセットしていたので迷うことはなかったのですが,当該施設への看板が全く見当たりません.「なんか不親切だなー」と思いながらも「田舎の巨大な施設だから迷うこともないんだろう」と流しておりました.本当はこの時変だと気付き電話とかすべきです.
 そんなこんなで現地到着.前方に巨大な施設が現れてきました.その時はその後温泉でごろごろできる期待感でいっぱいで相変わらず異変に気付きませんでした.そう,全然同じ方向に行く車がないことに.入口も看板がなく,「こっちでいいのかなあ?」とか言いながらゴルフ場と共通の入口を通過し,右手に温泉施設への入口を発見しました.でもチェーンが微妙にかかっています(突破された形跡がありましたが,さすがに侵入できませんでした).戻って別な入口を探しましたが,結局見つかりません.かみさんがそろそろ異変に気付き,ガイドブックに記載されている電話番号に電話してくれました.
「お客さまのおかけになった電話番号は..現在使われておりません...」
 ここでやっと閉鎖されていることに気付きました.まさか2007年3月にリニューアルされて,もうつぶれているとは...
 しかし閉鎖するにしてもホームページ放置とは参ります.普通閉鎖しましたくらい載せるんでしょうけど,もう従業員の誰もやる気がなかったんでしょうね.よくホームページを見れば実はこんな掲示板があったりします(普通気付かねー.他にすることあるだろー).宿泊予約のスクリプトとかまだ生きているけど,予約できるんでしょうか.もし自動返信とかされてしまうようなシステムだったら,予約成立したと思って行っちゃう私より悲しい人がいたりするかもしれません.
 この後結局あまりにもショックで近くにいろいろと温泉があったのにも関わらずどこにもよらず帰ってしまいました.ふう.

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