9/27 「なぜならぶ」
 これは西原理恵子女史がかつて名著「恨ミシュラン」で放った言葉です.私なりに解釈すると,「なんでこんなまずい店で長時間並んでまで飯を食うのか?わけわからん.」という意味(冷静に考えて当時天下の朝日でよくこんな中傷ととられかねない連載が可能だったのか不思議ですが..).この場合,「ひょっとしたらおいしいかも」と思い,並ぶ理由はわからないでもないです.雑誌とかで誉められていて,人気の店でしょうから.
 連休で空港に行くことが何度かありましたが,私の方が言う権利があると主張したいです.
 
「なぜならぶ」と.
その一
 飛行機に乗る時です.飛行機なんて全員乗るまではなかなか出発しません.だいたい整列して乗船しても機内は狭いですから中で無駄に大きな荷物を持った人が邪魔になって機内で渋滞するのがわかり切っています.なんで搭乗開始のアナウンスがある前にわざわざ並んで待つのでしょうか.このケースはほとんどの場合実害がないのですが,なぜか通路側の席の人が早々に席に座っていて後から窓側の人が座ろうとして一悶着あるケースをたまに見ます(早く乗ってゆったり座っていたいなら,はなっから窓側選べよなー).

その二
 飛行機から降りる時です.飛行機なんて出入口が開くまで降りれないんですから通路にずっと立って並ぶ理由がわかりません.荷物預けていなかったら,運良く一つ早い電車に乗れるかもしれませんが,わざわざ狭い空間であえて不快な思いをしながら並ぶほどのものでしょうか.荷物預けている人が結構多い状況でしたから,ほんとわけわかりません.
その三
 実はこれば本題です.飛行機から降りて,預けていた荷物をターンテーブルから取る時です.荷物が出てくる順番は航空会社が決めていますから,先にターンテーブルに貼付いていても全く無意味です.私が「その二」のポリシーに従い,のらりくらりと飛行機から降りてくると,ターンテーブルの周りにはびっしりと砂糖に群がる蟻のように人だかりができていました.ちょっと遠くにいて,自分のものと思しき荷物が流れて来たらターンテーブルに近付いて取るのがエレガントと思うんですが,なんでそのことに気付かないんでしょうか.遠くからではほとんど見えない状況となってしまっています.
 たまたま私の荷物が早めに出てきたのですが,自分のかばんではなく,他人とほぼ同じ形状のお土産の袋なので遠くからでは確認できない状況でした.人をかきわけてターンテーブルに近付けたのは下流のあと少しで戻ってしまう領域です.北海道で歩きまくって疲れ切っていたせいか,番号札を確認して荷物をとろうとしたら,思いっきりよろけてしまいました.前方にはターンテーブルの屈曲部.横は蟻のような人の群れ.よろけた自分は,ターンテーブルと激突するか,横の人の群れと激突するか,それとも,もう一つの選択肢を選ぶしかありませんでした.そう,
「ターンテーブルを乗り越える.」こと.
 結局ターンテーブルを乗り越えて向こう側に飛び出ましたけど,恥ずかしいのなんの.向こうからこちら側にはまたターンテーブル乗り越えないといけないです(結局乗り越えましたけど).そもそも人が密に群がっていなければこういう事故は防げるはずです.空港の係員ももっとまばらになるように適当に誘導すべきではないでしょうか. 
「なぜならぶ」とは言えないでしょうけど.
 結局恥ずかしいのでいちもくさんに現場を離れたのですが,よく考えると荷物の番号を係員に確認してもらっていません(係員がいませんでした).これ,大丈夫なんですかね.そういえば行きでもチェックされなかった気がします.

9/25 たまに仕事で懇親会に出ることがあります.1万円とか自腹で払って飲み食いすることになるわけですが,いつも終わった後腹がすきます.挨拶とか聞いたりして実際に食べる時間が少ないですし,立食だったりすると食べるのが大変なのと,食べ物に偉い人たちがさもしく群がっているのを見て辟易して食欲を失うのが実情だったりします.偉い人はなぜかしっかり食べてなおかついろいろな人と話ができたりします.おまえらムッシュピコレットの一味かと思うことも多々あったりします(高橋留美子原作「らんま1/2参照」,そういえば偉い人はみんな格闘ディナの達人のようながまがえる顔をしている.).
 今回も結局全くものを食べることができず,後でラーメン屋をタクシーの運転手に紹介してもらいました.ラーメンおいしかったですが,コストパフォーマス悪すぎです.

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