MD & D.C. 近郊の情報
われわれの生活圏である,D.C. に隣接した MD エリア,および,D.C. 近郊の情報をご紹介。
あくまで,われわれの経験に基づいた,独断と偏見に満ちた情報です。
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交通編
公共交通機関は,メトロ (地下鉄) とメトロバス。
| 地下鉄とバス | 空港 | 交通ルールの違い | アドレスの読み方 |
鉄道とバス
車以外の交通手段は,メトロ (Metro; 地下鉄のこと。部分的に地上も走ってますが) およびメトロバス (Metrobus)。
D.C. 内は日本と同様,渋滞や駐車場の問題があるので,D.C. に行く場合は主としていずれかの手段を使うことになります。
ともにホームページは http://www.metroopensdoors.com/ から。
route map,time table 等が PDF ファイルで入手できるほか,目的地と出発地点を指定して最適な乗り継ぎを検索することも可能です。
2004 年夏から SmartTrip というカード・システムが導入されました。
改札機に通すことなく,かざすだけで支払いできるプリペイド・カードです。
メトロバスにも使用可。
1枚持っておけば $200 まで recharge 可能ですが,最初にカード自体の料金 $5 を支払う必要があります。
メトロ駅の他,スーパー等でも売っているようです。
- メトロ
- メトロは,比較的きれいという印象です。あまり怖い思いをすることもありません。
料金は距離によって違い,曜日と時間帯によっても変わります。月〜金曜日の 5:30〜9:30 と 15:00〜19:00 の間は Peak Fare と呼ばれる少し割高の料金になります。
右の写真がメトロのチケット。
動物園の名物のパンダが描かれています。
プリペイド・カード方式で,左上の数字が残り金額を表しています。
このほか,一定期間乗り放題の pass もあります。
改札はすべて自動改札です。
ticket を入れ,出てきた ticket を抜き取ると,ゲートが開きます。
通勤客とそれ以外での料金の差別化はよくおこなわれるようで,われわれの最寄り駅 (2カ所) でも駐車場は月〜金 (休日以外) の午後2時から 10 時の間に駐車場を出る車のみ,出口で料金 ($2.75) を徴収されます。
上記の SmartTrip カードの導入に伴い,2004 年 6 月から駐車場のシステムが変わりました。
もっとも重要な変更は,料金を必ず SmartTrip カードで支払わなければならなくなったこと。
現金は受け付けてもらえません。
時間も変更になり,午前9時以降,終日,駐車場を出る車は料金を払わなければなりません。
料金も $3.50 に値上げされました。
ただしこれまで通り土日・祝日は無料です。
また駐車場のうち駅に近いところには通勤者用のスペースがあり,月〜金 (祝日を除く) の午前2時から10時までの間に駐車するには許可が必要ですが,これも週末には自由に停められます。
なお,メトロから降りた際,$0.35 (2003年に $0.25 から値上げされました) でメトロバスに transfer することができます。
- メトロバス
- メトロバスは,$1.25 (われわれの渡米直後は $1.10 でしたがその後値上げされました) で乗り放題。
乗り込んだら目の前の機械に料金を入れましょう。
基本的に,両替はできません。
車内に両替機がないのはもちろんですが,ドライバーも両替してくれません。
どうしても小銭がない場合は,他の乗客と交渉して両替してもらうしかありません。
できる限り,料金を支払えるだけの小銭を用意しておくことをお勧めします。
上記の SmartTrip カードも使用可です。
さらに transfer することができます。
transfer するには,乗車するときに "transfer" と言って紙をもらいます。
紙は有効な時刻を示すよう切り取られます。
次に乗車するときに運転手にその紙を見せることで,最初の乗車から2時間までは無料でメトロバスに乗ることができます。
何本かのバスを乗り継がなければならないときに有効なのはもちろんのこと,多少の買い物程度なら片道分の料金で往復することができます。
目的地が近づいたら,ワイヤーを引いて降りたいことを知らせます (日本のようなボタン式ではありません)。
たいていのバスでは車内前方の "STOP REQUESTED" などのランプが点灯するはずです。
ワイヤーが見当たらない場合,カバーされて壁に埋まっている場合もあります。
そのときはカバーの上からワイヤーを押すと,ワイヤーを引いたのと同じようにランプが作動します。
- MARC (www.mtamaryland.com/services/marc/)
-
DC-MD エリアの主要公共交通機関にはもう1つ,MARC があります。
Washington D. C. を起点として Maryland 州内に延びる,通勤用鉄道です。
College Park や Greenbelt では,メトロのホームのすぐ隣に MARC のホームがあります。
College Park 近辺からだと,Baltimore や Camden Yard (Baltimore にある MLB チーム Orioles のホーム・スタジアム) に行くのに便利なようです。
BWI 空港にも駅はありますが,College Park とは路線が違うため利便性はいまいちかも。
空港
 National Airport のターミナル |
Washington D.C. 近郊には主要な空港として,以下の3つの空港があります。
-
Ronald Reagan Washington National Airport (DCA; www.metwashairports.com/National/)
-
3つのうち,ここだけが国内線のみです。われわれも Detroit 経由でこの空港に降り立ちました。
D.C. からはメトロ (blue または yellow line) で行けるので,交通の便は一番よいです。
車で行く場合は Beltway の北西から,George Washington Memorial Parkway を利用するのが便利です。
また,ターミナル (B〜C) はとても綺麗で,ショップやレストラン等も充実しています (右写真)。
- Washington Dulles International Airport (IAD; www.metwashairports.com/Dulles/)
- Dulles 空港は Virginia 州内にあり,車で行く方法と,メトロ+バスで行く方法があります。
車だと D.C. から 30 分ほどでしょうか。
Beltway (D.C. を取り囲む環状の highway) の exit 45 から VA-267 を西に入ります。
VA-267 は有料道路ですが,内側の4車線 (片側2車線) が Dulles 空港専用道路になっており,そこだけは無料で通行できます。
ただし,一度入ってしまうと空港まで出られません。
出迎え等に行く時は Hourly Parking が便利です。
空港正面のループ状道路の内側にあり,料金は $4/hour。
長期で駐車する場合は Economy Parking がお得 (最大 $9/日) です。
Economy Parking に行くには,VA-267 の空港専用道路から,空港直前でくぐる高架道路 (各航空会社のチェック・イン・カウンターの看板が出てるやつ) の手前で右側の道路に分岐します。
いくつか色分けされた (名前がついてるだけですが) lot がありますので,好きなところに停めましょう。
駐車場内にはたくさんのバス停があり,シャトル・バスがバス停と空港を結んで走っています。
バス停には専用の電話も用意されているのでバスを呼ぶこともできます。
どちらの駐車場も,空港の建物内で精算できるのがなかなか便利です。
メトロ+バスで行く場合,メトロ orange line の West Falls Church 駅から Washington Flyer という有料のシャトルバスが出ています。
料金は,片道/往復で $8/$14 で,支払いは空港でのみできます。
このバスのシートはリクライニングだけでなく,シート自体を前後に調整できるので,乗客が少ないときは非常にゆったりと座ることができます。
ちなみに,空港内には Washington Flyer の小冊子が置いてあり,free で入手できます (National Airport にもありました)。
この中のエリア・マップがなかなか便利で重宝しています。
最初のころは,運転のためにロード・マップを買わないと・・・と思っていましたが,結局,この冊子と MapQuest で乗り切っています。
ちなみにショップ等は貧弱です。
改装中であるせいもあるのかもしれませんが,International であるくせに National 空港にも及びません。
- Baltimore International Airport (BWI; www.bwiairport.com)
-
BWI 空港には,Washington-Baltimore Parkway (Rt. 295) からでも I-95 から (exit 47A) でも I-195 east に乗り換えます。
I-195 の終点が空港です。
・・・なのですが,Long Term Parking (Max $8/日) に向かう場合は,少し手前で Aviation Blvd. (Rt. 170) north に乗り換えましょう。
パーキングへは,Dulles と同じようにシャトル・バスが巡回してきます。
手近なブースで待ちますが,電話して呼ぶこともできます。
ここの駐車場は Dulles と違って,空港内で精算できないのがちょっと不便なところ。
ショップやレストランは必要最低限だけという印象ですが,シンプルでむしろ好印象な感じ。
建物内の一角には,お見送り用展望デッキがありますが,その周辺は Observation Gallery と名付けられ,実物の (と思われる) 飛行機の操縦席や翼などが展示されていて,ちょっとした博物館のようになっています。
その下は子供向けなのでしょう,可愛らしいベンチや遊具が並んだスペースもあります。
交通ルールの違い
こちらで車を運転する上で,日本とは異なる交通ルールをご紹介します。
- 右側走行
言うまでもないとは思いますが,最大の違いは,こちらでは車は右側通行であるということ。
頭では分かっていても,最初は怖いものです。
しかし,実際に運転をしていればすぐに慣れる,というのもまた事実です。
- 赤信号での右折
交差点等で赤信号の場合,停止するのは当然のことですが,こちらでは右折 (日本での左折に相当) はしてもよいことになっています。
当然,本来青信号で進行しようとする他の車や歩行者が優先です。
右折が許されない交差点では "NO TURN ON RED" というサインがあります。
また,交差点をショートカットする右折専用レーンもたくさん見かけます。
- all-way stop
こちらでは,赤い八角形の "STOP" サインをよく見かけます。
これらは交差点の入り口にあり,このサインがあるところでは一旦停止しなければいけません。
日本人にとって非常に混乱するのが,交差点に交わる全ての道路にこの "STOP" サインが設置されている場合。
これは "all-way stop" と呼ばれ,たとえば十字の交差点では "4-way stop" と呼ばれます。
このような交差点では,先に停止を完了した車が先に交差点に進入してもよい,ということになります。
これがなぜ日本人を混乱させるのかというと,そのルールが道路の大小に関わらず適用される,という点。
たとえば比較的交通量の多い道路に脇道が合流する場合,日本人の感覚なら直進車が優先であるように思います。
しかし,そこに "all-way stop" のサインがあったとしたら,直進車だろうが一旦停止,脇道の車だろうが先に止まれば先に進めます。
ま,慣れてしまえばどうということはないのですが,最初は戸惑います。
アメリカでは,各州に固有の交通ルールもあります。
Maryland に固有のルールをいくつかご紹介します。
- ワイパー使用中のヘッドライト点灯
雨か雪かに関わらず,走行中にワイパーを使用する場合は,ヘッドライトを点灯させなければなりません。
- 自転車の right of way
"right of way" とは,道路を使用する権利のこと。
つまりこの権利を有する者が,優先的に通行できるわけです。
Maryland では,自転車は自動車と同等の right of way を持ちます。
つまり,1車線まるまる占有する権利があるということ。
自動車は,自転車と同じ車線内で自転車を追い越してはいけません。
ただし,片側1車線しかない場合は例外で,同じ車線内で注意して追い越してよいことになっています。
アドレスの読み方
アメリカの住所は,ストリート名+ストリート・ナンバーで表されます。
ルールさえ理解していれば,これがなかなかよくできたシステムなのです。
ストリート・ナンバーは通りに沿って増えていきます。
同じ方向に進む限り,増えたり減ったりということはありません。
そして通りの両側がそれぞれ奇数番号と偶数番号に別れています。
番号は必ずしも (奇数または偶数のみなので1つとばしで) 連続している訳ではありません。
通りをはさんで向かい合う建物同士の番号が対応するように番号がつけられます。
また 100 以上の桁がブロックに対応していることが多く,1ブロック内の建物が 50 に満たない場合は欠番が出ることになります。
さて,以上のことを踏まえて,実際にアドレスから建物を探すわけです。
まず,なんとかしてその通りに辿り着きます。
辿り着いたらまず,適当にそのあたりの建物のストリート・ナンバーを読みましょう。
そうすると番号の奇数/偶数から,目的の建物が通りのどちら側にあるかが分かります。
つまりその後は,そちら側にだけ注目していればよいわけです。
次に,何軒かの建物を見比べます。
するとどちらに向かって番号が増えているかが分かりますから,自分が通りをどちらに進んだらよいかが分かります。
そこで目的地の番号が現在地の番号より大きいとしましょう。
その場合,通り沿いのストリート・ナンバーを確認しながら,番号が増える方向に移動していきます。
番号を見失ったときでも,通りの反対側を見れば自分がだいたいどの辺りにいるかが分かります。
そしてもし目的より大きな番号を見つけた場合,目的地を通り過ぎてしまったこと,つまり引き返さなければならないことがすぐに分かります。
このように,目的地を絞り込むことが比較的簡単にできるわけです。
このために,こちらの建物では一般の住宅でもストリート・ナンバーが大きく表示されています。
建物の中での部屋番号も,基本的には同様のルールでつけられます。
覚えておくと役立つ場面は多いと思います。
注)
このサイトの記述はわれわれの体験・経験に基づいて書かれています。
内容の正確性は保証いたしません。
あくまで参考程度に,自己責任でご利用ください。
最終的にはご自分で適当な機関に問い合わせる等,情報を確認することをお勧めします。
あしからず。
