午後1時からの回に参加しようと12時半頃にセンターに到着し、まずは腹ごしらえと駐車場の車の中でのんびりお昼を食べていたら、みるみる人が集まってきて入口前ﾉ並び始めました。 「へぇー、けっこう来る人いるんだ」と感心しつつも、こんなにならばれちゃうと、なんかあせっちゃったりしてわれわれもすごすごと列の最後にならぶのでした。この時は100人くらい参加者がいました。多いときは、この倍くらいの時もあるそうです。	センターに入るとまず会議室に通され、そこで申込用紙に住所、氏名、血液型などを記入します。多分、けがなどの事故が起きた際に必要なのでしょう。 受付で申込用紙と一緒に入館料を払い、センター脇にある発掘現場に行き、そこで係員から発掘方法や注意事項の説明があります。 「化石を見つけることよりも親子で一緒に作業することに意義があるのです。」と係員のおじさんは発掘の意義を説明していました。

発掘体験は原則として小学3年生以上が対象です。規定年齢に満たない子供に関しては、「引率の大人の管理責任の下で行ってください。」とのことです。 いよいよ発掘開始、発掘現場は切り通しになった広い土手です。その土手の好きな場所を、用意されたタガネとハンマーで掘るのです。一応2時間の時間制限です。途中で帰ってもOK。「帰る際はひとこと声をかけてください。」とのことでした。

岩はけっこう割れやすい箇所もあって子供でも夢中になります。この時われわれのアタマの中では、「鉄腕DASH」の恐竜発掘の際のBGM、R・ストーンズの「PAINT IT,BLACK」がエンドレスに流れているのでした。

5歳の妹もなかなか堂に入ったもので、トンテンカンとじょうずに岩を割って、貝の化石を発掘して得意げです。貝や樹木の化石は割合簡単に見つけられるようです。掘り出した化石は持ち帰ることができます。軍手とビニール袋を持参してください。

するとその時、お姉ちゃんが「あっ!なんだこれ!!!」と指先に小さな黒い物体をつまみあげました。「おぉぉぉ、これはTOKIOの長瀬くんが鉄腕DASHで見つけたのと同じサメの歯ではないか。スゲェ!!」さっそく係員のおじさんに見てもらうと、「そうだねサメの歯だね。よかったね。」と言われて、姉はおおよろこび。たたくハンマーにますます力が入るのでした。

雨が降ってきたので作業を中断してセンター内を見学することにしました。 資料展示室で自分が発掘した歯と同じ歯を見つけて、大満足の姉です。

鉄腕DASHの恐竜発掘の資料もたくさん展示してありました。 ※余談ですが鉄腕DASHの「DASH村」ってわれわれの住む飯野町から車で30分ちょっとの所にあるんですよ。放送開始当時は、村の中まで入れたそうなのですが、今は門が閉まっていて関係者以外は入れません。

センターの中には広い発掘現場が保護されていて、たくさんのアンモナイトなどの化石を発掘されたままの状態で見ることができます。それを目の当たりにしたむすめたちは、ぜったい自分たちもアンモナイトを掘り当てるんだともう一度、外に出て岩堀りをはじめるのでした。

センター内にあったどでかいアンモナイトを手にすることを夢見て、小雨の中発掘を続けるむすめ達なのであった。 ほんと、まるで鉄腕DASHなのであった。		ロビーに展示してあったクビナガリュウの前での記念写真。このクビナガリュウってもしかしてTOKIOが寄贈したもの?・・・。

■いわき市アンモナイトセンター

●お車での行き方 常磐自動車道いわき四倉ICから県道35号経由で約5km ●駅から JR常磐線久ノ浜駅から常磐交通バス谷地温泉行きで約25分、終点下車すぐ ●開館時間 AM9:00〜PM5:00（入館PM4:30まで） ●休館日 毎週月曜日（祝日に当たる時はその翌日）、1月1日 ●入館料 一般350円（310円） 大学・高専・高校生210円（170円） 中学・小学生100円（80円） ※（　）内は20名以上の団体料金 ★65歳以上の方、身障者手帳・療育手帳・精神障害者保険福祉手帳をお持ちの方は入園無料です。 ★市内の小・中・高・専修・高専生は土・日に限り無料です。受付で身分を証明する手帳をご提示ください。

●発掘体験 毎月第2土曜・第4日曜 午前9時〜、午後1時〜（軍手・ナイロン袋持参）

【住所】　〒979-0338 福島県いわき市大久町大久字鶴房147-2 【電話】　0246-82-4561 【FAX】 0246-82-4468 【駐車場】　無料あり ※2002年9月現在のデータです。

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