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二岐温泉には、宿泊施設は全部で7軒あります。今回わたしたちが訪れた「大丸あすなろ荘」は、徳川時代から旅籠を営んでいた二岐温泉の老舗で、元は大丸屋と称していたそうですが、昭和39年の大雪で600年ほど前の建物が一部損傷。解体して新築した宿に、高松宮様が「あすなろ荘」と命名したとのこと。渓流亭と湯生亭の2棟で構成されています。 秘湯と言えども、立派なたたずまいです。 |
宿のすぐ裏には二岐川が流れています。その渓流沿いに野趣あふれる混浴の露天風呂や女性専用の露天風呂があるのです。 |
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混浴露天風呂全景です。すぐ脇を二岐川の清流が流れています。手前の広い湯船の奥に、もうひとつやや小さめの露天風呂があります。 | 露天風呂には、わたしたち親子の他にも、もうひとり先客がいらっしゃいました。 なかなか愉快な方で、私が娘をモデルに風呂の写真を撮っていることに気づくと、こちらに向かってピースをするのです。 |
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しかも、一度だけではなく、二度、三度とシャッターを切るタイミングに合わせて、ポーズをとるのです。 | 「記念写真ですか」と訪ねられたので・・・ |
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「ホームページで秘湯を紹介するんです。」と言ったら、「え、ホームページで?・・・それじゃちゃんとしなくちゃ」と言って正座してピースをしてくれました。 | 奥のもうひとつのお風呂は、やや熱めで晩秋のひんやりとした外気には丁度よい温度でした。渓流の音を聞きながら、紅葉とともに浸る露天は格別です。 |
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風呂から上がりロビーへ行くと、先程の方が「まぁ、湯上がりに一杯どうぞ」と言ってビールをごちそうしてくれました。 なんでも、奥さんとふたりでバイクで全国を旅しているとのことで、バイク仲間には、キムチさんという名で呼ばれているそうです。 むすめもすっかり気に入っちゃったみたいです。 ビールごちそうさまでした。 |
■二岐温泉大丸あすなろ荘 |
●住所:福島県岩瀬郡天栄村大字二岐 ●公共交通機関:JR東北本線須賀川駅から二岐温泉行きバス約2時間、終点下車。徒歩数分。 JR東北新幹線・新白河駅から旅館の送迎あり。 ●自動車:東北自動車道・白河IC.から国道4号線・県道白河羽鳥線・国道118号線・県道経由、約40キロ、約50分。 ●お問い合せ TEL:0248-84-2311 FAX:0248-84-2568 ※2001年11月現在のデータです。 |