福島市側から行って旧土湯街道の土湯峠を越える直前に「幕川温泉」への入口を示す看板が立っています。そこから吾妻山の山中へ延びる曲がりくねった細い道を10分ほど走ると、森が明けて道が終点となります。そこに「幕川温泉」があります。そこには「水戸屋」と「吉倉屋」の2軒の旅館があります。今回は「水戸屋旅館」を紹介します。

水戸屋旅館はこんな山奥にしては大きな旅館です。この裏側にはブナの原生林に囲まれた幕滝渓谷遊歩道があります。幕滝からはさらに高山への登山ルートが続きます。(詳しくはMIXPINK高山登山情報にてご覧いただけます。) 1階にある内風呂です。無色透明の湯ですが、湯ノ花がたくさん浮いているやや熱めの湯です。写真手前の丸い湯船の方はぬるい湯でした。子供用なのかな?
それと今回写真には撮りませんでしたが、ここの外に、もうひとつ露天があります。
こちらが2階にある露天風呂です。このひょうたん型のヒノキ風呂が「幕川温泉」のシンボル的存在で、温泉情報誌などでよく紹介されています。お湯はちょっと薄目の乳白色です。基本的に混浴風呂なので女性の方は、いつ入ってもよいのですが、女性限定の時間帯も設けてあります。
旅館の玄関を出て旅館の裏にまわると、さらにもうひとつ露天風呂があります。
われわれは幕川温泉には、これまで何度も訪れているのですが、この露天風呂は今回初めて知りました。旅館のおばちゃんが言うには、この露天は今年造ったばかりとのことでした。お湯はミルクを溶かしたような濃い乳白色です。しかもやわらかくシルキィーな肌触り、疲れが取れます。
旅館の裏側からつづく幕滝までの遊歩道を散歩するのもおすすめです。片道15分程度です。ちょっとしたアップダウンもありますが、丁度良い運動になると思います。
そのあと露天風呂に浸かって汗を流し、仕上げはお決まり!キンキンビールで乾杯!!
これぞ最高の贅沢ですね。
■幕川(まくかわ)温泉「水戸屋旅館」
●電車での行き方
JR東北新幹線福島駅から福交バス・会津バス磐梯高原行き約120分、土湯峠下車、送迎車約10分
●お車での行き方
東北自動車道福島西ICから国道115号線経由、約30キロ、約60分
【住所】 福島市土湯温泉町幕川1
【電話】 0242-64-3316
【日帰り入浴営業時間】 10:00〜15:00
【日帰り入浴入浴料】 500円
【駐車場】 あり(50台)
※2002年7月現在のデータです。

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