福島県阿武隈山地の山間の町のひとつである常葉町。常葉町といえばカブトムシでの町興しで「カブトムシ王国」として全国的にも知られるようになりました。町の北側にそびえる殿上山（でんじょうやま811m）の南面は殿上牧場として広々とした緑地が広がり、その斜面を利用して「カブトムシ自然王国こどもの国ムシムシランド」があります。 さらにそのふもとには「かぶと虫自然観察園」があって夏には生きたカブトムシにふれることができます。また昆虫館では世界のカブトムシやクワガタなどの昆虫を展示しています。 さらに山頂には「スカイパレスときわ」という宿泊施設もあります。

殿上山山頂付近にあるトロイの木馬を模した展望台からはすぐとなりに鋭角なピークを持った「鎌倉岳」をはじめ大滝根山など阿武隈山地の山々が望めます。		その展望台のすぐ下から、超ロングな「滑り台」が山のふもとへとドワァァァーと延びているのです。

滑り台は有料と無料があります。一番長いのが有料です。（写真右）コースの途中にループがあったりして、滑り方によってはかなりのスピードを出せます。もちろん大人も楽しめます。

さらにスゴイのが、「ビートルスライダー」と呼ばれるこの滑り台。ローラーの付いた「そり」に乗ってアルミ板のコースを山のふもとまで一気に滑り下りるジェットコースター並のスピード感とスリルが楽しめる滑り台。 ふもとまで滑り下りるのはいいが、もう一回滑るには山を登らねばならなりません。「そりゃたいへんだ!!」。でもご安心ください。山のふもとからは、山頂近くのスタート地点までは、リフト（有料）で登ることができます。 「リフトくらい無料にしてくれよ!!でなければ滑り台くらい無料にしてくれよ!」と思うのは、けっして私だけではないはず・・・。リフトをタダにして上まで運んでしまえば、滑り台が有料でも滑るしかないのだから、商売になるというわたしの考えはセコイ?

人工そりすべりです。一度すべるたびに、係のおじちゃんがそりの底にワックスをたっぷり塗ってくれます。コースには時々放水して、水と油の原理で滑りを良くしているのです。 写真右は、これも有料の足フミ人力モノレール。他に人がいなければ自分のペースで走行できるのが魅力といえば魅力かな。ちなみにこれ、ペダルが踏み応えがあってけっこう運動になるのだ。はっきりいってけっこう疲れるのです。小さい子供は足がペダルに届かないため親がその分こがなければならないのでますますつらいのです。

人なつこい馬がいます。手前が「キムタク」。もう一頭が「かずま」くん。係のおじさんが言うには子供たちと遊ぶのが大好きでとても利口な馬だそうです。		乗馬もできます。この馬は、毎年東京中野の夏祭りの際に上京して、東京のみなさまに乗馬体験を提供するのだそうです。

カブトムシ自然観察園はムシムシランドから数百mほど山を下りたところにあります。カブトムシが成虫になる夏のシーズンはネットでおおった自然林の中でたくさんの生きたカブトムシを観察することができます。	また、ここには昆虫館もあってカブトムシをはじめとする世界から集めた昆虫の標本を見ることができます。

カブトムシの他には蝶やバッタなどの標本もあります。あまりにもでかいバッタに驚く娘。普通日本のバッタだと指でつまむという意識ですが、このバッタは手でつかむと言う表現がはまる大きさです。

昆虫館の外では、係のおじさんが、カブトムシの幼虫を出荷していました。全国から注文が入っているそうです。幼虫に触らしてもらいました。下の娘はこの幼虫をエラク気に入ってしまい。「買って買って」のおねだり攻撃を展開。「こんなのウチの畑の堆肥をひっくり返すといっぱいいるよ」との説得も空しく、ついに1匹買わされてしまいました。プラスチックの容器にエサとなる木くずと幼虫を一匹セットで250円でした。 これからサナギになって7月頃カブトムシとなって這い出してくることでしょう。

■料金表

スカイローラー400	こども150円 おとな200円
ビートルスライダー	こども250円 おとな300円
ムシムシサイクル	こども150円 おとな250円
人工そり	1回(15分間)200円
乗馬(ポニー)	150円
ハニービーリフト	こども150円 おとな200円
バッテリーカー	1回乗り(コイン投入式)100円
バンガロー （１名〜８名利用可）	一室　4，000円 利用料　おとな　200円 こども　100円 寝具一式　1，000円
お食事（要予約）	バーベキュー（ラム肉セット） 　1，000円 朝食　800円
●入場料は無料です。　　 ●定休日=毎週水曜日（7月20日から8月25日は無休） ●開園期間=4月第2土曜日から11月23日まで ●開園時間=午前10時から午後4時30分まで