吾妻連峰を越えて福島市と猪苗代を結ぶ土湯街道(国道115号線)の最高地点、通称土湯峠。その海抜1200mにある新野地温泉「相模屋旅館」は幹線道路からも近く、アクセスが便利な割に、秘湯の雰囲気が味わえるお手軽温泉です。
「相模屋旅館」は土湯峠の旧土湯街道沿いにあります。
外観は近代的な作りで、玄関を入るとごく一般的な温泉旅館のロビーがあります。ここを見る限りでは、「え!これが秘湯なの?普通の温泉ホテルと同じじゃん」と思ってしまいます。
しかし、いざ、お風呂を目指して旅館の奥へと進んで行くにつれタイムスリップしたかのように様相は木造の古い建物に一変します。さらに露天風呂を目指して外へ出ると裏山の土手からは勢いよく噴煙が立ち上り、露天風呂までの木道が続いています。
露天風呂は男湯と女湯のふたつがあります。弱い硫黄の香りと乳白の湯が温泉気分を盛り上げます。温めのお湯はゆっくり浸かるのには最適でした。
内風呂も古い木造で風情があります。窓の外には鬼面山が霧の向こうに見えていました。

■アプローチ
●福島西I.Cから土湯トンネル入口(東鴉川トンネルをぬけすぐに右折)まで約35分、東鴉川トンネルを抜けすぐに右折してから旅館まで約10分。

■お問い合せ
●相模屋旅館
〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町字野地2番地
TEL.0242-64-3624(代)