大堀相馬焼は、福島県双葉郡浪江町一円で生産される焼き物で、今から約300年前、藩士「半谷休閑」の下僕「左馬」という人によって初めて焼き上げられました。
江戸末期には100数戸の窯元が軒を並べ、販路も北海道から関東一円、更には上州方面へと広がり、東北随一の一大窯業地帯として発展しました。昭和となり、戦争による大きな打撃を受けましたが、昭和53年には国の伝統的工芸品としての指定を受け、現在24軒の窯元が300年の伝統を守り続けています。

大堀相馬焼協同組合が運営する大堀相馬焼物産会館では、この周辺の窯元で生産される陶器を一覧展示販売しています。さらにここで気に入った陶器のバリエーションを見たい場合は、その窯元に問い合わせしてくれたり紹介してくれるのです。
相馬焼きの特徴は、表面全体にある貫入(かんにゅう)というひび割れで、日がますごとに使い込むほどに味わいぶかいものになります。それとなんといってもメインキャラクターである「走り駒」の絵が湯のみ、茶碗まわりに描かれていることです。
もちろん「走り駒」の入ってない、幽玄な焼き模様だけの奥深い味わいのある焼き物もたくさんありますよ。もちろんウン十万円の器なども展示してあって見てるだけでも楽しいです。
今回、大堀相馬焼物産会館で気に入ったカップがあったのですが、それとお揃いの御飯茶碗が無くて、受付で問い合わせたところ、窯元を紹介してくれたので、近くの窯元を訪れてみました。店には所狭しと陶器が並んでいます。窯主の奥さんが丁寧に対応してくださって、商品や制作行程などについて詳しく知ることができました。
工場も見学させていただき、さらに、おかみさんは走り駒を描いて見せてくれました。
そしてなによりうれしかったのは、「これ、売り物にならない物だから持ってっていいよ」とおみやげにたくさんの、おちょこや小皿のアウトレット商品をいただいたことです。わたしたちが見たところ何でこれが売り物にならないのか全くわからないのですが。
おかげで毎晩、違うおちょこで晩酌を楽しんでいるのです。
大堀相馬焼物産会館
お問い合わせ 大堀相馬焼協同組合
福島県双葉郡浪江町大字大堀字大堀37
TEL 0240-35-4917 FAX 0240-35-4927

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