2009年のお盆の帰省時期に、東名高速道路が通行止めになった地震です。緊急地震速報の放送時刻は、動画サイトにあったNHKの録画から割り出しました。おそらく、アナログテレビ放送のものだろうと思います。気象庁は、14.9秒に一般向け緊急地震速報を発表しました(所要時間3.8秒)。放送されたのが17秒ですから、気象庁発表から放送までに2秒程度を要しています。アナログテレビ放送は、グラフの「ラジオ」に該当します。
一応、全て間に合っています。しかしインターネット上では、「緊急地震速報の放送が間に合わなかった」という意見が見られました。
上図は最大震度を観測した御前崎のデータですが、より震央距離の短い駿河区曲金(まがりかね)のデータで作成してみました。
たしかに、間に合っていませんね。
震度5強に達する最初の揺れが終わった頃に、ラジオなどでチャイムが鳴り始めます。緊急地震速報機が起動するのは、地震が終わりかけた頃です。
地震警報器は、主要動の4秒前に鳴り始めます。反射的に行動できれば、危険回避はできます。