携帯アクティブアンテナ(AMラジオ用)の販売

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 通勤電車 や 電波の弱い地域 で、AMポケットラジオを快適に聴く!!!

・・・を目標に開発した、ポケットサイズの外部アンテナです。またご家庭内でも、外部アンテナとしてお使いいただけます。さらに「人工雑音を消す」という、あまり知られていない使い方もできます。

 アクティブアンテナとは、アンテナに増幅器を組み込んだもので、テレビで言えばアンテナと受信ブースターをセットにした構成です。アンテナ部分は、高感度が得られる共振を利用した同調ループアンテナを採用しています。このアンテナに直結した低雑音増幅器でさらに増幅してラジオへ送出しますから、小型・高感度が達成できています。ラジオと接続するカプラでは、使いやすさと耐久性の実用性を重視しました。

■特長

ポケットラジオの感度が、高性能ラジオ並みにアップ!

鉄筋コンクリートだから電波が入らない・・・を解消!

耳障りな人工雑音が消せる!

 

■携帯アンテナとラジオの接続
 写真1のようにして使います。左側が携帯アンテナで、右側がポケットラジオです。ポケットラジオには、ループ状のカプラを取り付けます。カプラと携帯アンテナを同軸ケーブルで接続すれば、準備完了です。

写真1.携帯アンテナとラジオの接続

 ラジオは写真2・3のようにカプラのループに通して、ループがラジオにフィットするように留め具で絞って固定します。カプラのループには、繰り返しの着脱に耐える強靭な素材を使用しています。

写真2.カプラを取り付けた横型ポケットラジオ


写真3.カプラを取り付けた縦型ポケットラジオ

 

■AMポケットラジオの感度が、グーンと上がります!
 実験の録音があります。放送を録音・公開すると著作権法に触れますので、代わりにAMトランスミッタにリズム音源を接続して使います。携帯アンテナをポケットラジオ(SONY ICF-51)のすぐそばに置き、携帯アンテナがOFFのときギリギリ受信できる距離にトランスミッタを置きました。これでラジオの音声を録音しながら、携帯アンテナを5秒ごとにON/OFFします。OFFしたときは電波が弱く、パソコンの音量を上げてかすかに聴こえる程度です。最初は、携帯アンテナをONした状態からスタートです。では、お聴きください。

→ 録音を聴く(mp3 500kB)

 いかがですか? 携帯アンテナをONすると、感度がグーンと上がっています。実際の放送でも、こんな感じに聴こえます。
 ポケットラジオは、内蔵できるアンテナが小さいために、どうしても感度に制限が生じます。携帯アンテナは、ポケットラジオに比べれば大きなアンテナを組み込み、しかも増幅していますから高感度にできるものです。
 手元の他のラジオと放送を聴き比べたところ、高感度に設計されたラジオと同程度の受信感度でした。写真4が、実験に使った携帯アンテナ・ポケットラジオと高性能ラジオ(奥)およびAMトランスミッタ(左端)です。

写真4.感度実験機材

 携帯アンテナとポケットラジオを持って出かけました。携帯アンテナは、スーツの内ポケットのような大き目のポケットなら入ります。電車では、携帯アンテナをONすると明らかな改善が分かりました。つり革につかまり、立っていてもよく聴こえました。ポケットラジオ単体では実用にならない山に囲まれた地域でも、放送を楽しみながら散歩ができました。これまでポケットラジオを諦めていた地域でも、お使いいただけます。
 ほかにもレトロなポケットラジオが、元気に鳴ってます!初期のトランジスタラジオは、感度がイマイチ・・・どころじゃなく悪いんですよね。

 防災用品としても、ご検討ください。ラジオは、大地震など被災時の必需品です。ポケットラジオなら、動きながらでも情報が取れます。電波が弱い地域では、携帯アンテナの備えをお勧めします。

 

■室内でも、お役に立ちます!
 「鉄筋コンクリートの建物なので、電波が弱い」という話をよく聞きます。ラジオメーカーは、「窓際にラジオをおいて・・・」と説明しています。でもラジオは、好きな場所に置きたいですよね。

 そこで携帯アンテナを窓際へ置いて、ラジオはお好きな場所に置けるようにしました。商品には、長さ1mと5mの同軸ケーブルが1本ずつ付属します。5mの同軸ケーブルを使えば、その範囲でラジオの置き場所や方向は自由です。また、ラジカセにも対応できる大型カプラも商品に含めました。これで屋外でもご家庭でも、お使いいただけます。

 感度は、お手元のラジオがより高感度になります。写真4の高性能ラジオ(SONY ICF-SW7600G)のすぐそばに携帯アンテナを置き雑音に埋もれそうな放送局が、携帯アンテナをONするとラジオの同調インジケータが点灯しハッキリ聞こえるようになります。夜間の放送では、フェージングによる影響が相当軽減できます。
 一般に、外部アンテナよりもラジオの内蔵アンテナが優れる場合には、外部アンテナの効果を感じなくなります。携帯アンテナの効果が確認できることは、内蔵アンテナよりも優れていると言えます。ネットにはラジオの性能ランキングがありますが、SONY ICF-SW7600Gの評価はトップクラスです(現在は、後継機のICF-SW7600GR)。このような性能の携帯アンテナを窓際へ置けば、放送番組を楽しむ目的であれば十分だと思います。

 次に置き場所ですが、窓際などに限定するとスペースは限られてきます。携帯アンテナはコンパクトですから、置き場所を選びません。

 大型ループアンテナ(共振型)のピックアップとしても、お使いいただけます。ラジオを大型ループアンテナのそばに置いてお使いの場合に、ラジオの代わりに携帯アンテナを置けば同軸ケーブルの範囲でラジオの置き場所や向きが自由になります。ラジオの代わりに置くだけですから、大型ループアンテナの改造は一切不要です。

 

■人工雑音対策に、「打ち消す」という提案!
 デジタル機器やインバータ制御機器などが発する、人工雑音(ノイズ)による受信障害が増えています。人工雑音の特徴は、雑音が特定の周波数範囲だけに集中していたり、雑音が出ているときと出ていないときがハッキリしているなどです。
 雑音源が自宅内にあれば対策も打てますが、外から電線を伝い侵入する人工雑音には打つ手がありませんでした。ところが携帯アンテナを使えば、驚くほど改善できるのです!

 原理は、ラジオが受信している人工雑音を携帯アンテナでも受信して、携帯アンテナでは位相を反転してラジオに与えることで人工雑音を打ち消すのです。位相を反転させる…というと難しそうに聞こえますが、携帯アンテナの向きを180°回転させれば、位相も180°変わります。人工雑音打消しのための調整は、ラジオを聴きながら雑音が最小になるよう携帯アンテナの位置や方向を変えて行います。最小となる位置周辺に近づくと、人工雑音が小さくなります。その場所付近で、さらに位置や方向を細かく絞り込んでいく感じで調整します。
 人工雑音で聴き取れない放送を、携帯アンテナで改善した様子を2つ録音しました。著作権を尊重し放送内容が分からないよう、数秒間隔で携帯アンテナをON/OFFしています。改善の度合いが、おわかりいただけると思います。では、お聴きください。

→ 録音1を聴く(mp3 303kB)
→ 録音2を聴く(mp3 281kB)

 いかがですか? 録音1と2では、放送局が違います。このため人工雑音も違って聴こえます。これが携帯アンテナをONすると、明らかに改善されている様子がお分かりいただけたと思います。これら人工雑音の原因は、特定できていません。私は集合住宅に住んでいますので、調査して対策を打つのは難しいと思っています。同様な問題をお持ちの方は、ぜひご検討ください。

 これらの録音は、写真4のラジカセ(Panasonic RX-TS10)で録りました。写真3の高性能ラジオに比べれば、性能は明らかに劣ります。そんなラジカセでも、携帯アンテナがあれば十分に放送を楽しむことが出来ます。実験は、ラジカセを室内の中ほどに置いてラジオの音声を録音しながら、窓際に置いた携帯アンテナをON/OFFしたものです。すると録音のように、放送電波を強くして人工雑音を低減することができます。この雑音対策は、商品付属のカプラが装着できる全てのラジオに有効です。具体的な低減方法は、取扱説明書で解説しています。

写真5.人工雑音低減実験機材(大カプラと5mの同軸ケーブルで接続)

 ここで、少し専門的な話を付け加えます。苦手な方は、読み飛ばしてください。
 人口雑音の低減について、次の考え方があります。
「人工雑音の多くは電界波が主体だから、電界波を遮蔽して磁界波だけを受信すれば低減できる」と言うものです。

 これは、本体にアンテナを内蔵しない通信機向きの考え方です。アンテナを内蔵した普通のラジオでは、残念ながら効果は期待薄です。理由は、ラジオ本体が人工雑音を受信しているからです。人工雑音よりも圧倒的に強力な放送電波が生成できればよいのですが、大掛かりになることから現実的ではないと思います。またインバータ制御機器など磁界波が主体の雑音源もあり、電界波の遮蔽だけでは解決が困難なケースもあります。
 この商品で提案する「人工雑音を打ち消す」であれば、打ち消すための信号はラジオ本体が受信する人工雑音と同レベルで済みます。現実的な解決手段であり、その効果は録音の通りです。

 

■本体の説明
 写真6のように、本体には大小2つのツマミがあります。小さなツマミは、電源スイッチと感度調整を兼ねています。電波の強さやラジオの感度に応じて、携帯アンテナの感度が調整できます。大きなツマミは、周波数調整ツマミです。

写真6.ツマミ

 本体には増幅器を搭載しており、動作には乾電池が必要です。写真7のようにシリコンカバーを外して、本体裏側に電池入れがあります。電池は9Vの角型電池(006P)の1個使用で、安価なマンガン電池で十分です(写真の電池は、2個で100円でした)。マンガン電池での寿命は、最大感度で200時間(消費電力が最大)、通常使用状態であれば400時間程度です。

写真7.電池

 

■付属品について
 主な商品を、写真8に示します。本体(シリコンカバーつき),5m同軸ケーブル,1m同軸ケーブル,大カプラ(ループ長96cm),小カプラ(ループ長28cm)で、数量はそれぞれ1つずつです。
 これに、お試し用乾電池と取扱説明書がつきます。取扱説明書では、基本的な操作から人工雑音低減テクニックまで解説しています。
 大・小カプラのループ長とは、ループ1周の長さです。これらよりも1cm程度小さな外周のラジオであれば、無理なく通すことが出来ます。
 5mの同軸ケーブルは、1mに比べて太く丈夫なものを使っています。1mは携帯用で、細くしなやかなものを使っています。同軸ケーブルの特性インピーダンスは50Ωです。回路的にも整合をとっていますから、ご自身で延長することも可能です。
写真8.商品

 

■仕様

項 目仕 様備 考
同調周波数範囲531〜1602[kHz] 
本体の大きさ高さ×横幅×奥行き
15.5×8×4.3[cm]
シリコンカバー装着
突起を含む
本体の重量270[グラム]電池・シリコンカバーを含む実測値
小カプラの重量7[グラム]実測値
1m同軸ケーブルの重量11[グラム]実測値
小カプラのループ長28[cm]実測値
大カプラのループ長96[cm]実測値
乾電池9V角型電池×1006P
電池寿命最大感度時:200時間
通常使用時:400時間
マンガン電池のとき
出力インピーダンス50[Ω]同軸ケーブルも同じ
アンテナの形式ループアンテナ増幅器つき

 

■販売について
 この商品は、ヤフオク!(旧Yahoo!オークション)でも販売しています。こちらより、現在出品中の商品がご覧いただけます。

 この商品は、オークション(競売)の形を取らず、定額で出品いたしております。

 ヤフオク!でのご購入を希望されない方は、電子メール:mkatsube@juno.dti.ne.jpよりお問い合わせください。
 ヤフオク!では、その規則より消費税を頂きませんが、直接販売では商品価格に消費税が加算されますのでご了承ください。

 本体価格は、8,500円(税別)です(税込み9,180円)。これに、レターパック(送料)の510円を加算した9,690円が合計金額です。

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