AMラジオ用 アクティブアンテナ(屋外設置対応)II の販売

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日本全国の放送が楽しめる! AMラジオ用 高感度アクティブアンテナ


■ 特長

 ・ 屋外設置できる、防水・防塵設計

 ・ 小型でも、高感度

 ・ 高感度だから、フェージングに強い

 ・ 高感度だから、弱電界地域でも快適受信

 ・ 同調やゲイン調整は、遠隔操作

 ・ ほとんどのラジオやコンポに接続できる

 

マンションでも、全国のAM放送が楽しめる!

 小型でも、高感度な外部アンテナです!
 論より証拠、1つの動画と2つの録音を用意しました。それぞれ、次の通りです:

 【動画】 商品の使い方と、効果がご覧いただけます
 【録音1】 全国17のAM局を受信し、アンテナをON/OFFして効果がご確認いただけます
 【録音2】 微弱な放送を受信したもので、高感度・低雑音であることがご確認いただけます
 

【動画】 アンテナの使い方と効果
 動画投稿サイト YouTube に、アップロードしました。

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 防水アンテナ本体は、ベランダに設置しています。ラジオは、ソニーの ICF-EX5MK2 という機種です。家電ラジオの中で、最高の感度を持つ機種だと思います。ラジオは鉄筋コンクリートの建物で、窓際から1.5メートルほどの室内に置いています。

 電源を入れると、音声は聞こえますがノイズが気になります。このノイズは「人工雑音(または都市ノイズ)」と呼ばれ、屋内配線に接続される機器から放出されます。加えて建物の鉄筋・鉄骨で電波が大きく減衰し、高感度ラジオでも大変聴きづらい状況になっています。

 動画では、ラジオにカプラ(結合器)を取り付けています。カプラはループタイのような形状で、カプラでラジオを縛るように取り付けます。カプラは、アンテナからの電気信号を、電波に戻す 働きをします。ラジオは、カプラからの電波を受信しますから、どんなラジオやコンポにも取り付けられます(外部アンテナ端子は不要)。そのカプラには、アンテナ本体から伸びる同軸ケーブル(全長10メートル)を接続します。

 動画では、次にコントローラが出てきます。小さなアルミニウム製のケースに収めています。この背面に、ACアダプタとアンテナから伸びるコントロールケーブル(全長10メートル)を接続します。
 コントローラ正面には、通電を示す赤色LEDがあります。コントローラ上面には、大小2つのツマミがあります。左側の小さなツマミは、アンテナの感度調整と電源スイッチを兼ねています。右側の大きなツマミは、同調(周波数調整)です。

 動画では、小さなツマミを回して電源をいれ、時計方向に回しきっています。この位置で、アンテナの感度は最小になります。感度を下げたほうが、続く同調がしやすいためです。
 続いて、大きなツマミで同調をとります。ツマミが、ある位置で放送が良好に聴こえるのがお分かりいただけると思います。この位置に合わせることを 「同調を取る」 などと呼んでいます。同調が取れたら、小さなツマミで感度を高めて、調整完了です。

 これだけきれいな音なら、テレビ並みの音量でも耳障りに感じません。またラジオは高感度である必要は無く、感度面で優れないラジオでも同様の効果が得られます。
 

【録音1】 全国17のAM放送局受信
 動画投稿サイト YouTube に、アップロードしました。

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 これら17局は、ひとつの周波数に1局のみが割り当てられています。他の周波数は複数の放送局に割り当てられているため、混信がおきてしまいます。画面には、各放送局の所在地が現れます。
 また各放送局とも15秒間の録音で、前半の10秒間はアンテナをONで、後半の5秒間はOFFしています。OFF時は、「アンテナ無しで、室内で受信している状況」 です。

 受信地である神奈川県のローカル局はOFFでも何とか聴こえますが、テレビ並みの音量で聴くにはノイズが耳障りです。遠距離放送では、アンテナOFFだと実用になりません。
 電離層の状態により、聴こえ難いことやフェージング(電波の強さの変動)を感じることもあります。この全ての録音は、20分程度の時間で録りました。この時間帯は広島県のRCCラジオがよくありませんでしたが、日常的には良好に入感しており一時的なものです。
 京都府のKBS京都と福岡県のKBCラジオは、関東ローカル局の周波数と隣接しているため、神奈川県では日常的に聴き取れません。

 屋外に高感度な外部アンテナを設置すると、室内とは比較にならないほどきれいな音で放送が楽しめます。
 また、音質もよいと思いますが、いかがですか? 「AMラジオは、音が悪い」 とイメージされる方は少なくないと思いますが、強い電波を受信すれば音に艶や重厚感が感じられるようになります。コンポに取り付けられたお客様からは 「FMのような音に驚いた!」 と、ご感想をいただいたことがあります。

 マンションでも屋外に外部アンテナを出せば、全国のAM放送がお楽しみいただけます!
 

【録音2】 灯台放送の受信
 動画投稿サイト YouTube に、アップロードしました。

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 「灯台放送(船舶気象通報)」 を、ご存知でしょうか? 海上保安庁が運営し、北海道〜沖縄県の灯台から船舶へ気象状況などが発信されています。放送は、1局あたり数分間放送して次の局にバトンタッチして・・・を繰り返し、1時間で全局を一巡します。さらに詳しくはこちらなどでお調べいただくとして、ここでご注目いただきたいのは 「送信電力が、わずか 10〜50W」 という点です。例えば TBSラジオ は 200kW ですから、この 数千分の1 という 小電力局 です。これらが数多く・強く受信できるほど、高感度・低雑音 といえます。

 一部の局はかすかにしか聴こえませんが、ヘッドホンで聴けば北海道〜沖縄県まで全ての放送波が確認できます。アンテナ本体は、鉄筋4階建ての3階でベランダの物干しにぶら下げただけです。送信出力が数十ワットでもこれだけ聴こえますから、この数百〜数千倍で送信している全国のAM放送が楽しめると言うわけです。

 高感度には、 「フェージング(電波の強さの変動)で、途切れる時間が短い」 というメリットもあります。感度が低いと途切れる時間が長くなり、遠距離放送は楽しめなくなります。
 また、日中のローカル放送が弱い地域の皆様にも、お勧めできる 高感度 です。
 

モデルチェンジ
 今回のモデルチェンジでは性能最優先で、特に 高感度 を追求しました。
 アンテナ本体は形状こそ同じですが、内部は大きく変更しています。例えば、ループアンテナには低損失のリッツ線を採用し、さらに巻き数を増やしアンテナ効果を高めるなど高感度化を図っています。
 またアンテナ本体内蔵アンプも、方式の異なる11種の試作アンプから、低雑音性能などに優れた方式を選抜しています。
 外観上の変更は、ケーブル長を5mから10mに変更しています。
 
 製作過程では、ループアンテナに採用したリッツ線はしなやかでキンクしやすいため、製作ジグの変更や巻き数計を配置するなどで対応しております。電子回路も基板段階・完成品段階で、電源電流や各部の電圧や増幅度などの検査体制も整えております。製作過程では回転工具使用時を除き、手袋を着用するなど衛生的に製作しております。タバコも吸いませんので、商品にニオイがつくなどもありません。これらで、安定な品質の維持管理に努めております。
 

商品のご説明

商品の概要
 この商品は アクティブ・アンテナ を 防水・防塵ケース に収めた、屋外設置できるAMラジオ用アンテナ です。
 アンテナは、小型でも高感度な電子同調型ループアンテナです。アンテナの同調や感度調整は、商品付属のコントローラから遠隔で行います。電源は、商品付属のACアダプタから供給します。ラジオとの接続は前出動画の通り、商品付属のカプラ(結合器)で行います。
 

全体的な接続
 次の図が、接続図です。図のうち商品には、アンテナ本体(全長10mのケーブルつき), コントローラ, ACアダプタ, カプラ が含まれます(※ラジオは含みません)。商品には、基本的に必要なものが全て含まれています。
 


接続図

 本商品の電源は、コンセント(AC100V)からACアダプタで取ります。ACアダプタは、コントローラに接続します。またコントローラには、アンテナ本体のケーブルも接続します。これでアンテナ動作に必要な電源と、同調やゲイン調整の信号を送ります。アンテナ本体は受信した電波を電気信号にして、増幅して、同軸ケーブルでラジオへ送ります。カプラが電気信号を電波に戻して、ラジオがその電波を受信する仕組みです。このようにカプラで電波に戻しますから、どんなラジオやコンポにも接続できるわけです。
 

アンテナ本体


防水・防塵アンテナ本体

 上の写真が、防水・防塵(IP65準拠)のアンテナ本体です。
 白い防水ケースに、黒い防水ケーブルグランド(ケーブル引き出し口)を取り付けています。ケーブルグランドはスパイラル状になっており、ケーブルが鋭角に折れて断線することを防いでいます。
 本体中央の白いヘソのようなものは、防水ベントフィルターです。完全密閉すると、温度変化に伴いケース内部で生じる気圧変化で結露が生じます。この結露を防ぐために、水滴は通さず空気だけを通す防水ベントフィルターで気圧変化を防いでいます。
 なお、防水構造はアンテナ本体だけです。コントローラなど、アンテナ本体以外は防水構造ではありません。

 ケーブルを2本引き出しており、一方がコントローラ用で、他方がラジオへ受信信号を伝送する同軸ケーブル(50Ω)です。ケーブルの全長は、いずれも10mです。ケーブル断面の直径は、コントローラ用が4.1mmで、同軸ケーブルが2.9mmです。コントローラ用ケーブルの先端には、5ピンのDINプラグ(180°タイプ)がついています。同軸ケーブルの先端には、ミニジャック(モノラル φ3.5mm)がついています。いずれも、広く使われている標準規格品です。10mの延長ケーブルも、用意いたしております(別売)。

 アンテナ本体に採用した防水ケースは、株式会社タカチ電機工業様の BCAS102007G です。このケースには、取り付けオプション部品が用意されています。当方で取り扱いはいたしておりませんが、同社ホームページなどでご検討されてはいかがでしょうか。ケースやオプション部品についての詳細は、メーカーなどへお問い合わせください。


取り付けねじの説明

 アンテナ本体を壁などに固定する場合は、基本的に上の写真のようにネジで行います。この写真はアンテナ本体を背面から見たもので、正面は四隅のプラスチックネジを緩めて開けた状態です。このプラスチックネジのネジ穴に、M4(直径4mm)のナベネジを落とし入れます。写真で上下の穴を見比べると、上の穴からM4の金属ネジが出ているのがわかります。基本的には、このようにしてネジで取り付けします。ここでは 「M4のナベネジ」 としましたが、最大直径が4mm程度の木ネジでもよいと思います。木ネジなら、板などに直接固定することが出来ます。


物干しへの設置例

 具体的な設置例を、上の写真に示します。これはホームセンターで買い求めたL金具などを使い、物干しにぶら下げた例です。写真のアンテナ本体は縦長方向ですが、横長方向にも設置できます。ケーブルが上下方向に出るような設置は、アンテナの指向性から出来ません。
 簡単に取り外しが出来るようにしておけば、雷や台風などのときにすぐに取り込めます。アンテナの設置では、落雷の可能性 を十分ご検討ください。
 

アンテナ本体の防水性能
 防水と言っても、その性能にいくつかグレードがあります。このアンテナの防水性能は、腕時計で言う 「日常防水」 とお考えください。防水ケースメーカーの担当者は、「軒先など、直接的に雨のかからない場所で使ってほしい」 と話していました。雨の直接かかる場所では、雨よけのカバーをされると良いでしょう。私はベランダの屋根に近い、物干しにぶらさげています(前出の写真)。

 私が使っているアンテナ本体は、2013年7月に製作したものです。ずっとベランダで雨ざらし・日ざらしですが、外観上の変化はありません。防水ケーブルグランドのスパイラルも、しなやかさを失っていません。内部もきれいです。(2020年8月現在)
 

コントローラ


コントローラー正面側

 上の写真は、コントローラを正面斜め上から撮影したものです。上面には、大小2つのツマミがあります。

 大きなツマミは、同調用です。531〜1700kHzの放送周波数を全てカバーします。灯台放送なども、お楽しみいただけます。この 「同調」 というのは、ラジオで選局するように、アンテナの共振周波数を調整することです。

 小さなツマミは、電源スイッチと感度調整を兼ねています。反時計方向に回しきると、電源が切れます。時計方向に回しきったところが、最小感度です。同調のとき、いったん感度を下げると同調点がよくわかります。同調がとれたら、再び感度を上げます。

 ツマミは使い勝手を優先した結果、ケース上面に配置しました。この配置にすることで小さく軽いコントローラですが、調整がしやすくなっています。

 コントローラ正面には、電源ランプがあります。電源ONで点灯します。


コントローラー背面側

 コントローラ背面を上の写真に示します。背面には、アンテナ本体からのケーブルを接続するDINジャック(左側)と、ACアダプタを接続するDCジャック(右側)があります。ここへ各々接続します。

 写真はありませんが、コントローラ底面は四隅にゴム足がついています。ゴム足の素材は、プラスチックとの接触があってもプラスチックが溶けない(可塑剤が溶け出さない)非移行性です。ゴム足はネジ止めですから、剥がれ落ちる心配がありません。

 ケースの素材は、1mm厚のアルミニウムです。ツマミは、プラスチック製です。
 

カプラ


カプラ(全体)

 カプラの全体像を上の写真に示します。カプラは、アンテナ本体から同軸ケーブルで送られてくる電気信号を、再び電波にしてラジオへ送出する結合器(Coupler)です。


カプラ(ミニジャックと留め具)

 ミニジャックと留め具付近の拡大を、上の写真に示します。カプラは、同軸ケーブルとミニジャックで接続します。ミニジャックには、約1mのループがつきます。このループに、ラジオを通します。カプラには、白い留め具がついています。これでループを絞って、ラジオに固定します。大変簡単ですから、どなたでも出来ます。
 カプラのループには、特殊繊維の強靭なチューブを採用していますから、長くお使いいただけます。


カプラ接続例

 カプラとラジオの接続例を、上の写真に示します(写真のラジオは、商品に含まれません)

商品
 商品には、次のものが含まれます:

名称数量
アンテナ本体(ケーブル2本 全長10mつき)
コントローラ
カプラ
ACアダプタ

 取扱説明書は、こちらよりダウンロードしてください。

 

仕様

項 目仕 様備 考
受信周波数範囲531〜1700[kHz]灯台放送もカバーしています
アンテナ本体の大きさ高さ×横幅×奥行き
10×20×7[cm]
突起含まず
アンテナ本体の重量800[グラム]ケーブルを含む実測値
コントローラの大きさ高さ×横幅×奥行き
4×7×5[cm]
突起含まず
カプラのループ長96[cm]実測値
アンテナ本体の動作電圧11〜18V 
消費電力3.9[W]ACアダプタ入力端(AC100V)での実測値
待機電力3.8[W]本体の消費電力は0.2W弱です
ACアダプタ入力電圧AC100[V]トランス式の非安定化
ACアダプタ出力プラグφ2.1mm センタープラス 
アンテナ出力インピーダンス50[Ω] 
アンテナ本体のケーブル長各々10[m]同軸及びコントローラ用
オプション10m延長ケーブルあり
コントローラ接続コネクタDIN 5ピン180°タイプ
カプラ接続コネクタφ3.5mm ミニジャックモノラル用
コントローラ接続ケーブルの太さφ4.1mm 
同軸ケーブルの太さφ2.9mm 

 

価格など

価格
 商品一式の価格は、82,500円(税込み) です。これに送料(宅配便60サイズ)を加算した合計金額が、お支払総額になります。
お問い合わせいただければ、お支払総額をご回答いたします。

 本商品は 受注生産品 につき、ご購入後の返品・返金はお断りします。
 商品価格が、高額に感じられると思います。製作は手作業で、数日を要することが主な理由です。

無償保証期間
 無償保証期間は、1年間 です(領収書記載の日付から起算)。無償保証の対象は初期故障などで、お客様の不注意による破損や天災などによる故障には適用しません。
 本商品の故障には、無償保証期間を超えても有償にて対応させていただきます。本商品は、数十年のような長期流通実績のある部品や、複数のメーカーが同一寸法などで供給している標準規格品を多用しております。例えば、ケーブルの破損などで交換修理に応じることが出来ます。

販売方法
 電子メールで、ご注文ください。ご注文を頂いた後に、製作に取り掛かります。製作完了後に、電子メールでお振込みの口座番号をお知らせいたします (もし注文をキャンセルされる場合は、この時点までにお願いします)。全額のご入金が確認できた時点で、直ちに商品を発送いたします(手渡しは行っておりません)。

ご注文・お問い合わせ先
 〒215−0017 神奈川県 川崎市 麻生区 王禅寺西 5−3−5−302
 電子メールは、ここをクリックしてください
 電話・ファクシミリ: 044−989−4317
 担当: 勝部 雅稔 (かつべ まさとし)
 ご不明な点がございましたら、あわせてお問い合わせください。

延長ケーブル
 10メートル延長ケーブルは、コントローラケーブルおよび同軸ケーブルのいずれも税別 3,500円/本 です。アンテナ本体と同時注文であれば、アンテナと同梱しますので別途の送料は発生しません(各1本の場合)。延長ケーブル単品でお求めの場合は、レターパックで発送いたしますので、520円(全国一律)を加算してください。延長ケーブル2本までなら、一つのレターパックに同梱できます。

 

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