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どんなラジオにも、FMアンテナが接続できる受信ブースター!

■ 特長
★ FM専用アンテナに直結 (75Ω・50Ω対応)!
★ ラジオに外部アンテナ端子は不要!
★ 76~108MHz(ワイドFM・補完放送)対応!
★ 高感度で低雑音!
★ 外部アンテナ端子のあるラジオにも直結!
■ FMラジオ用 受信ブースターとは?
外部アンテナ端子の無いラジオでも、FM専用アンテナが利用できる FM受信ブースター です。
アンテナ専業メーカーのFM専用アンテナ(屋外設置タイプ)をお使いになれば、クリアな音質が期待できます。ところがこれらアンテナの利用には接続端子が必要で、多くのラジオにこの端子がありません。
そこで 「FM専用アンテナが、ロッドアンテナだけのラジオにも接続できる受信ブースター」 というコンセプトで開発したのが、この受信ブースターです。
お使いになればポケットラジオを含めて、あらゆるラジオがFM専用アンテナの性能でお楽しみいただけます。
受信ブースターの出力は75Ωの低インピーダンス設計ですから、BCLラジオなどの外部アンテナ端子も直接駆動できます。
マニアックですが、多素子のFM専用アンテナを使ったDX受信にもお使いいただけると思います。この受信ブースターの入力回路は高級チューナーと同じく、共振器によりS/N比を高めています。現在、8素子までのFM専用アンテナが市販されており、この受信ブースターはBCLラジオと高感度アンテナとのインターフェイスが出来ます。
あるインターネットサイトによれば、スポラディックE層の出現などで中国・韓国などの近隣諸国のほか、グアムやオーストラリアの海外局も受信できています。
この受信ブースターは、低消費電力で電池動作が出来ます。オプションで、12Vの電池ボックスも用意しました。これでDXペディションなど、遠征にもご活用いただけます。

図1 構成図
図1は、全体的な構成を示しています。
この受信ブースターには、市販のFM専用アンテナが接続できる75オームの接続端子(F型コネクタ)があります。ここへアンテナからの同軸ケーブルを接続します。アンテナでキャッチした受信信号は、受信ブースター内で増幅して出力します。この出力信号を商品付属のラジオ接続アンテナで電波にして、これをラジオで受信する仕組みです。
もう少し詳しく説明します。
この受信ブースターでは、高感度・低雑音を実現するために共振器を内蔵しています。高感度の実現では、トランジスタなど増幅素子が持つ雑音がその限界を決めます。そこで雑音を増やさずに受信信号のレベルだけを高める手段として、共振器を採用しています。このためこの受信ブースターには、共振器を受信周波数に合わせる周波数調整があります。
共振器で高めた受信信号を増幅して、75Ωのインピーダンスで出力しています。この出力に商品付属のラジオ接続アンテナを取り付けて、ラジオのロッドアンテナに巻き付ければ、FM専用アンテナで受信した電波でFM放送がお楽しみいただけます。出力インピーダンスを75Ωと低く設定したことで、外部アンテナ端子を持つラジオにも直結できます(直結のためのケーブル類は、商品に付属しません)。
■ 受信ブースターの効果
表1は、受信結果の一部です。ラジオ (TECSUN PL-380) に表示される 「電界強度」 と 「S/N比(信号と雑音の比)」 を記録しました。いずれも、数字が大きくなるほど 「良好」 と言えます。ここに挙げる放送局は、屋外(ベランダ)でも比較的電波が弱かった放送局です。また建物は鉄筋コンクリートで、室内では電波が大きく減衰します。
この受信結果、感覚的には次のように言い得ます。
室内でラジオ単体だと、ロッドアンテナを最良の方向に向けても電波が弱く、放送を聴く気になりません。
同じラジオ単体でも、屋外に持ち出すと 「弱いながらも、放送は楽しめる」 と言う感じに改善します。
屋外に設置した1素子のFM専用アンテナ (日本アンテナ社製 AF-1-SP と、長さ10mの 3C-2V 同軸ケーブル) を受信ブースターに接続して室内で受信すると、屋外のラジオ単体よりも更に良好に受信出来ています。
放送局 | 周波数 [MHz] | ラジオ単体@室内 | ラジオ単体@屋外 | 受信ブースター使用時@室内 |
電界強度 [dBμ] | 電界強度 [dBμ] | 電界強度 [dBμ] |
S/N比 [dB] | S/N比 [dB] | S/N比 [dB] |
InterFM897(横浜) | 76.5 | 11 | 37 | 48 |
0 | 26 | 30 |
FMやまと (コミュニティーFM) | 77.7 | 入感せず | 19 | 33 |
入感せず | 8 | 13 |
bayfm | 78.0 | 14 | 24 | 36 |
0 | 16 | 19 |
かわさきFM (コミュニティーFM) | 79.1 | 13 | 23 | 35 |
0 | 13 | 21 |
FMサルース (コミュニティーFM) | 84.1 | 18 | 25 | 30 |
0 | 9 | 13 |
NHK-FM(山梨) | 86.0 | 23 | 35 | 39 |
0 | 19 | 25 |
YBS山梨放送 (補完放送) | 90.9 | 16 | 32 | 38 |
0 | 20 | 26 |
表1 受信結果(神奈川県 川崎市 麻生区)
受信結果を、数値に注目して説明します。
まずご注目いただきたいのは、表1の 「ラジオ単体@屋外」 と 「受信ブースター使用時@室内」 の S/N比の差 です。ここで表1の 「ラジオ単体@屋外」 は、屋外に設置したFM専用アンテナから10cmの位置で、ラジオ単体で受信した結果です。受信ブースターを使うと、 全般に 5[dB] 程度改善しています。この 5[dB] の意味は、「受信ブースターを使うと、屋外でラジオ単体で受信するよりも雑音が1/3減った」 と言い得ます。また受信ブースターに接続したFM専用アンテナは1素子で、単一方向に向けただけですので、アンテナの素子数(利得)や方向によってさらなる改善が見込めます。
電界強度は放送の無い周波数で、次の2つの数値で評価します:
・ ラジオ単体での電界強度
・ 受信ブースターを取り付けたときの電界強度
放送の無い周波数ですから、いずれの数値も 「雑音の電界強度」 を意味します。理想的な受信ブースターは、雑音を増やさず、放送波だけを増幅すべきです。つまりこれら2つの比較で雑音の電界強度に大きな変化が無ければ、「受信ブースターは、雑音を増やしていない」 と言い得ます。
表1には記載していませんが雑音だけの電界強度は受信周波数によって差があり、10~14[dBµ] の範囲でした。この数値は、受信ブースターの有無によっても大きな変化は認められませんでした。これを裏付けるのが、表1の 「ラジオ単体@室内」 の電界強度です。弱いながらも放送を受信していますので 「雑音だけ」 よりは高めの電界強度が出ていますが、雑音だけの 10~14[dBµ] と大差ない数値であることが分かります。
表1で 「ラジオ単体@屋外」 と 「受信ブースター使用時@室内」 の電界強度の差は、10[dBµ]程度です。これは、「受信ブースターを使うと、屋外でラジオ単体で受信するよりも電界強度が3倍増えた」 ことを意味します。これは 「ラジオのロッドアンテナよりも、FM専用アンテナ(1素子)のほうが受信感度が高い」 という結果です。
表1のデータは、鉄筋コンクリートの集合住宅で得たものです。木造住宅での 「ラジオ単体@室内」 は、表1の 「ラジオ単体@屋外」 に相当すると思います。さらなる改善には、多素子アンテナをご検討ください。
■ 商品説明
★ 商品一式

写真1.商品一式
写真1は、商品一式です。
上段が、受信ブースター本体です。
下段の左側がラジオ接続アンテナで、右側がACアダプタです。
数量は、写真1の通り各1です。

写真2.本体の外観
★ 本体の外観
写真2が本体外観で、前方斜め上(左側)・後方斜め上(右側)です。

写真3.フロントパネル
★ フロントパネル
写真3がフロントパネルで、大小2つのツマミがあります。左側の小さなツマミは感度調整で、電源スイッチも兼ねています。右側の大きなツマミは、周波数調整です。中央にあるのは、通電ランプです。
感度調整ツマミは、反時計方向に回しきると、電源がOFFになります。中央の通電ランプは、電源ON/OFFで点灯/消灯します。感度調整ツマミを電源OFFから時計方向に回すと、電源がONになります。電源がOFF → ONになる位置が、感度の最大点です。そのまま時計方向に回すと、感度は次第に低下します。
周波数調整ツマミは、ラジオの受信信号が最大になるように調整します。このとき感度調整ツマミで感度を下げると、最大点(共振点)が分かりやすくなります。

写真3.リアパネル
★ リアパネル
写真3がリアパネルで、形状の異なる3つの端子があります。左側のコネクタ(F型)には、アンテナからの同軸ケーブルを接続します。右側のコネクタ(ミニジャック)は受信ブースターの出力で、付属のラジオ接続アンテナを取り付けます。中央のコネクタ(DCジャック)は電源で、付属のACアダプタを取り付けます。
■ 本体仕様
項 目 | 仕 様 | 備 考 |
受信周波数範囲 | 76~108[MHz] | |
アンテナ入力インピーダンス | 75[Ω] | F型コネクタ |
出力インピーダンス | 75[Ω] | φ3.5mm モノラルミニジャック |
本体の大きさ | 横幅×奥行き×高さ 6.5×16.5×3[cm] | 突起を含む |
本体の重量 | 120[グラム] | |
ラジオ接続アンテナの長さ | 1[メートル] | |
電源電圧範囲 | 9~15[V] | 中心電極φ2.1mm 外周電極φ5.5mm センタープラス |
電源電流 | 15[mA]以下 | 感度最大で、電源電流も最大になります |
■ 価格
項 目 | 税込み価格[円] | 在庫状況 ○/× | 重量[g] |
受信ブースター・一式 | 30,800 | ○ | 120 |
12[V]電池ボックス | 825 | ○ | 71 |
★ 送料
基本的に、郵便局の レターパックプラス (全国一律520円) で発送します。レターパックプラスのお受け取り方法は、郵便配達員からの手渡しです。レターパックプラスに収まらない場合は(複数をご注文の場合)、その都度の判断とさせてください。
■ 取扱説明書
取扱説明書は、
こちらよりダウンロードしてください。
■ 販売方法
電子メール:mkatsube@juno.dti.ne.jp へ、お問い合わせください。
ご注文いただける場合は、振込み先口座番号などをお知らせいたします。ご入金確認後、直ちに発送いたします。
お振込みには 三井住友銀行 と ゆうちょ銀行 がご利用いただけます。
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