AM ラジオ用 PLL マーカー の販売

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アナログチューニング AM ラジオでも、一発選局! PLL 周波数シンセサイザマーカー


■特長

 
 ☆ カンタン操作
 
 ☆ 電池動作でポータブル

 

■ PLL マーカーとは?

 アナログチューニングの AM ラジオでは、周波数を合わせるのに時間がかかります。これを解決する PLL(ピーエルエル)マーカーを一言でいえば、「AM 送信機」 です。希望周波数で電波を出し、その電波には500Hz(「ポー」と言う感じの音)の可聴音が乗っています。ラジオをこのマーカーに合わせれば、ラジオは希望周波数に合います。
 
  YouTube に動画をアップしました。PLL マーカーを使い、アナログラジオで4局を受信しています。  
 使い方は動画の通り、送信周波数を数値設定し電源スイッチをONして、ラジオでマーカー信号を探して合わせ、PLL マーカーをOFFすれば、ラジオは放送局にドンピシャ合っています。送信周波数は、国内放送と同じ9kHzステップで設定できます。
 
 

■ PLL マーカー本体のご説明


写真1.正面と右側面(電池ボックス)
 
 写真1は本体の正面と右側面で、これ以外の面に機能部品はありません。
 
 本体正面の上側についている2桁のプッシュ式デジタルスイッチ(写真では「5A」になっています)で、送信周波数を設定します。詳しくは後述しますが、16進数で設定します。
 
 正面左下は、電源スイッチです。電源スイッチの上は、通電インジケータ(赤色LED)です。
 
 正面右下は、外部アンテナ端子です。本体には内蔵アンテナがありますが、コンポなどアンテナまでが遠い場合に使用します。外部アンテナ端子用に、オプションで同軸ケーブルとカプラを用意しています。一般的なラジオであれば、内蔵アンテナだけで十分です。
 
 電池は、単4×4本です。マンガン電池でもお使いいただけますが、電源電流が5mAとやや大きいため、アルカリ電池をお勧めします。
 
 

■ PLL マーカー周波数設定

 2桁の16進数で設定します。10進数と16進数の変換が出来れば、次の簡単な計算です。

 送信周波数kHz ÷ 9kHz − 1 = スイッチ設定値   ・・・(1)
 (スイッチ設定値 + 1) × 9kHz = 送信周波数kHz ・・・(2)

 式1は 送信周波数 → スイッチ設定値 を求め、式2は スイッチ設定値 → 送信周波数 を求める計算式です。これら2式の中で得たスイッチ設定値を10進数→16進数変換したものを、デジタルスイッチに設定すればよいだけです。具体的な計算方法としては、Microsoft 社の Excel などの表計算ソフトを用いるとよいでしょう。ここでは同じ表計算ソフトのうち、フリーソフトウエアのOpenOffice Calc を使った一覧表作成例を示します。Excel では、「分析ツール」 をアドインすれば、同様にお使いいただけます。


図1.OpenOffice Calc での一覧表作成例

 図1が一覧表の作成例で、1行目に各列の意味を示しています。

 A列は、10進数(DECimal)で示した 0〜255までの数値です(図1は23までですが、255まであります)。このA列には、A2(A列2行目のセル)に 0 を入力し、A3には =A2+1 を入力します。これは 「A2の数値に1を加えた数値を、A3にする」 と言う意味です。そしてA3をコピーして、A列が 255 になるまでペーストします。

 B列は、A列を16進数(HEXadecimal)に変換した数値です。このB列の数値が、デジタルスイッチの設定値です。B2には、=DEC2HEX(A2) と入力しています。この DEC2HEX で、「2は何?」 と思われるかもしれませんが、英語読みすれば DECimal two (to) HEXadecimal と読めます。「10進数 → 16進数 の変換」 と言う意味です。この記述方法は、Microsoft 社の Excel も同じです。B列は16進数ですから、A18で16になったとき、B18では桁上がりして10になっています。これをA列の255まで行うと、B列はFFまで16進数に変換できます。

 C列は、kHzで表した送信周波数です。B2では前出の式2を、=(A2+1)*9 として入力します。これをA列の255まで行うと、A列255でC列は2304になります。このA列の255であれば、「B列のデジタルスイッチがFFのとき、送信周波数が2304kHz」 と対応がわかります。

 この計算結果(スイッチ設定)は周波数帳などに書き込んでおくと、便利です。
 
 

■ 本体仕様

項 目仕 様備 考
送信周波数範囲153(10)〜2304(FF)[kHz]カッコ内は、デジタルスイッチの設定値
送信周波数ステップ9[kHz] 
トーン周波数500[Hz] 
本体の大きさ横幅×高さ×奥行き
3.5×7.5×13.5[cm]
突起を含まない
本体の重量170[グラム]電池を含まない、本体のみの重量
電源単4乾電池4本アルカリ電池を推奨
電源電流5[mA]代表値。周波数依存性あり
外部アンテナ出力端子φ3.5[mm]ミニジャック外部アンテナ使用時は、内蔵アンテナは無効
外部アンテナ出力インピーダンス50[Ω] 

■ オプション

 本体以外は、全てオプションにしています。

カプラ


写真2.カプラ

 写真2が、カプラ です。送信出力を、電波にします。カプラのループ部分は、強靭な特殊繊維のチューブで耐摩耗性に優れます。これに、ミニプラグ(モノラル,φ3.5[mm])がついています。

 形状は、ネクタイの一種であるループタイに似ています。ひも止めがついており、これでループを絞ってカプラをラジオに固定します。ループの長さは、1[m]弱(実測 96[cm] 程度)です。お手元のメジャーなどで同じループを作ってみて、これにラジオが通ればお使いいただけます。

 すでに当方より販売した AMラジオ用カプラ をお持ちであれば、同じものですからそのままお使いいただけます。

同軸ケーブル(5メートル)


写真3.同軸ケーブル(全長5メートル)

 写真3が、全長 5[m] の同軸ケーブルです。50[Ω]同軸ケーブルの両端に、ミニプラグ・ミニジャック(モノラル,φ3.5[mm])を取り付けたものです。
 
 

■ シリコンゴムカバー

 当方で販売いたしておりませんが、PLL マーカー本体には、シリコンゴムカバーの装着が可能です。

 PLL マーカーに採用しているケースは、株式会社タカチ電機工業の LC135H-F4-W です。対応するシリコンカバーは、LCSC135H-□ と LCTP135H-□ です (□の部分には、色のコードが入ります)。前・後者の違いは耐衝撃性能にあり、後者のほうが優れますが重くなります。色もカラフルで、ネット販売もありますので、ご検討ください。
 
 

■ 価格

項 目税込み価格[円]在庫状況 ○/×重量[g]
PLL マーカー本体41,690170
カプラ1,10010
同軸ケーブル(5[m]) PLL マーカー ⇔ カプラ間2,20065

送料
  本体およびオプションが各1点までであれば、郵便局の レターパックプラス(全国一律520円) に全て同梱して発送できます。レターパックプラスのお受け取り方法は、郵便配達員からの手渡しです。

三井住友銀行 と ゆうちょ銀行が、ご利用いただけます。
振込み手数料は、お客さまのご負担でお願いします。
ご入金が確認でき次第、ただちに発送いたします。
 
 

■ ご注意・ご理解ください

お客さま都合での返品・返金は、応じておりません。
手作業での加工が多く、丁寧に作っておりますが、微小な傷が入ることがあります。
本商品ページの著作権を主張いたします。データ・図などの転載などでは、当方発行の書面による許諾が必要です。
 
 

■ 取扱説明書

 取扱説明書は、こちらよりダウンロードしてください。
 
 

■ 販売について

 電子メール:mkatsube@juno.dti.ne.jp にて、お問い合わせください。
ご注文いただける場合は、振込み先口座番号などをお知らせいたします。ご入金確認後、直ちに発送いたします。

 お振込みには、三井住友銀行 と ゆうちょ銀行がご利用いただけます。
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