SONY ICF-51の分解と修理 |
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SONY ICF-51(ポケットラジオ)のスピーカーから音が出なくなりました。イヤホンは正常です。
修理をしようと分解を試みましたが,簡単には分解できません。ネットで調べても,それらしいページや画像が見当たりません。 前後カバーは,電池下の2本のビスを外して,多少の力を加え・様子をみながら少しずつケースを開けていきます。音量調整付近は,「多少の力」では済まないくらいの力が必要です。 ケースが前後に分かれると,基板は前側のケースについています。基板は,AM/FM切り替え付近のネジを含めて,合計3本のネジでとまっています。加えて,電池ケース部分のピアノ線の取り外しが必要です。これには,先の細いプライヤーなどがあると便利です。これらを外して,イヤホンジャックをケースから抜く方向に力を加えて,基板を外します。
分解したICF-51の写真です。 ![]() ![]() 横行ダイヤルは,写真の黄色いプラスチック部品です。この部品の軸の一方が同調ダイヤルの細長い溝に入り,他方が前側ケースのガイド溝に入ります。これで同調ダイヤルを回転させると,横行ダイヤルが左右に動作する仕組みです。
基板上の部品点数は,あまり多くありません。
肝心の修理ですが,故障原因は「イヤホンジャック接点の酸化」でした。この酸化は,次のようにして取ることができます。
組み立ては,分解よりも簡単です。分解した順序を逆にたどるだけです。
2013年4月6日 |
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(C) 勝部雅稔 2013