コンプライアンス電圧

電流源には2つの出力端子があり,それら端子間の電圧が変化しても一定の電流を供給します。この一定の電流が供給できる電圧範囲を「コンプライアンス電圧」と呼び,「電圧追従範囲」とも呼ばれます。

「最大コンプライアンス電圧」とは,追従し得る最大の電圧です。このVCCSであれば,±20[V]の範囲で,±20[mA]の範囲の任意の電流が供給できます。

「コンプライアンス電圧設定」とは,「電圧リミッター設定」のようなものです。電流源出力を開放すると,出力端子電圧はコンプライアンス電圧で飽和します。被測定デバイスによっては,過電圧になることもあります。そこでコンプライアンス電圧は,任意の値に設定できることが望ましいわけです。本書で示すVCCSは,任意の値に設定できます。

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(C) 勝部雅稔 2008