なぜ慢性化するのか

慢性化の理由

慢性痛は一度患うと簡単に治りきらないが、いつからそうなってしまうのか。

生まれながらに慢性痛を持っていることはあり得ない訳だから、人生のどこかで 始まった急性痛(捻挫、打撲、ギックリ腰、首・肩の痛み、etc.)が治りきらずに いつの間にか慢性化していたというパターンが大半ではないだろうか。

実際にギックリ腰は立ち上がることができない程の激痛でも、10日から長くても 1か月安静にしていれば日常生活に支障がなくなるまで回復するが、必ずと言って 良いほど再発し又回復する。
このときの回復の程度が「日常生活に支障がない」というだけでひどい痛みではないが既に慢性痛特有の「重さ」や「だるさ」を伴った回復でしかないことを自覚しながら、 「そのうち治るだろう」と放置した結果慢性化してしまう。

鍼、マッサージ、整体など様ざまな治療をして放置していなかったとしても、 初期段階での処置に失敗すると慢性化は免れないがこの段階で未来は 予測不可能だから、同様に「そのうち治るだろう」と期待し失敗していることには気づかない。(初期段階での処置に失敗する理由は強く押す理由を参照)

慢性化した痛みが治り難い理由の一つに痛みのために関節の可動範囲が狭くなり、筋肉の廃用性(不動性)萎縮が生じると血行不良がさらに痛みを増強させ痛みそのものがストレスとなって自律神経系の異常から血管が収縮して筋肉の血流障害を引き起こすといった悪循環が形成される。

従って慢性痛を治すためには
1.血行の回復を主とした治療
2.安静よりも適度の運動

の2点を組み合わせ悪循環を断つことを考えるべきだが慢性痛が悪化している 状態で運動を始めても痛みのせいで筋肉が正しく機能しないため返って痛みが 増強し、ストレスから運動そのものを続ける気にならなくなるような逆効果が出て しまうので、必ず順序は上の1.2.とし、血行の回復を図りながら痛みの軽減を待って 運動を始めなければならない。


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