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塾長エッセイ

2009年7月号……『7月の勉強法』 塾長/青沼 隆

 公立中学の定期試験が終わり、指導の難しい時期を迎えました。あと3週間弱で夏休み。次の定期試験は休み明け。子どもの感覚からすると、ずっと先のこと。目を離せば、すぐにでもリラックスモードに入ってしまいそうです。

 子どもに言わせれば、「試験も終わった、もうすぐ夏休み。すこしはラクをさせてよ」というところのようです。私立中や高校はこれから試験が始まります。公立中も、もっと試験の時期を後ろにずらして欲しいとも思いますが、現実はこのようになっていません。

 ただ、長年、子どもたちと接してきて、この時期はとても大切だと感じています。1つの理由は夏休みとの関連です。夏休みの40日間が、学力向上に大きな影響を与える、ということについては多くの方が賛同されると思います。ただ、今の時期にさぼってしまった子どもは、夏休みに入ってもなかなか調子が上がりません。一度、習慣を壊してしまうと、修復するのがとても難しいということを感じています。

 もう1つは、この時期、多くの学校でも授業が停滞気味になるようです。学校の授業がフル回転していない時期は、実は、成績向上の大チャンスです。なぜならば、この時しか自分のペースで勉強できるチャンスがないからです。ふだんは、どうしても学校の授業に追われます。復習をしたくても、あるいは先取りをしたくても、その余裕はありません。学校のペースに合わせざるを得ないのが実情です。

 でも、この時期は違います。自分のペースで学べます。こんな時は1年を通じてそんなにありません。そこで、先取りをすることをお勧めします。「復習は?」という声も聞こえてきそうです。でも、敢えて、先取りをお勧めします。復習は夏休みに入ってからでもできます。それに、この時期に復習をしようとすると、どうしても目的意識が希薄になりがちになるからです。

 目標は何でしょうか。それは休み明けの試験です。多くの学校は、9月下旬から10月上旬に定期試験があります。すると、次の試験まで、学校の実質的な授業期間は2ケ月弱となります。この間の授業内容を、できれば夏休み前に終えてしまうのです。これを達成するには、すこし勉強の中身がハードになります。ダラダラムードを払拭するには、適正な目標設定かと思います。

 この学習が達成できれば、夏休みはもちろん、何よりも9月の1ヶ月間、定期試験対策に没頭できます。これだけの準備をすれば、ほぼ100%の確率で成績を向上させることができます。

 従って、伸栄学習会では、この時期、なるべく多くの宿題を出しています。子どもからはブーイングが寄せられます。でも、無視します。ご両親さまからも、お子さまに、励ましの言葉をおかけいただけたら幸いです。

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