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| ● くり返し 塾長 青沼 隆 人間は「忘れる動物」といわれています。何かを覚えた(覚えたつもり)でも、時間の経過とともに次々と忘れていってしまいます。この人間の記憶に関して、有名な実験を行ったのがドイツの心理学者エビングハウス(Ebbinghaus,Hermann1850〜1909)です。彼は多数の被験者に、先入観の無い記号・文字・図形などの情報を与え、一定時間後にどのくらい記憶が残るかを調べ、そして、その結果を「エビングハウスの忘却曲線」というグラフにまとめました。下表がそのグラフてす。これによりますと、学習の記憶は,1時間後にはもう半分以上、1日たつとその70%を忘れてしまい、1週間後には何と18%しか残っていないとうことになります。ですから、何かを学んだとしても、それをそのまま放置しておけばほとんど何も残らないことになります。 最近の子どもたちの様子を見ていて、このエビングハウスの忘却曲線を意識させられることが多くなりました。せっかく理解した事がらが、次の授業の1週間後には何も残っていないケースが増えてきたからです。そして、この傾向は年々強まってきているような気がします。子どもたちは、新しい事がらやわからない事がらをを覚えたり、理解したりすることはわりと喜んでします。しかし、覚えたり、理解したことを維持することを嫌がります。新しい事がらに出会うのは新鮮だし、自分のレベルが向上していくのがよくわかります。しかし、それらを維持していくには地味な作業と忍耐力が求められ、しかも知的なおもしろさはあまりありません。それでも、以前の子どもたちは今の子どもたちよりは知識の定着ができていたと思います。よくご両親さま方が、「ウチの子どもは勉強のことになるとすぐ忘れてしまう」と嘆かれますが、恐らく、ご両親さま方が子ども時代だったときとくらべ、忘れる度合いはひどくなっているのではないかと思います。 原因は、もちろん、今の子どもたちの記憶力が悪くなったせいではありません。復習をしなくなったことにすべての原因があります。ひょっとすると、多くの子どもたちは、一度覚えた事がらはかなり長期間、場合によっては一生涯忘れないで維持できると錯覚しているような気さえします。自分の能力を客観化する力が弱くなり、自分に対する根拠なき過信の度合いが大きくなっているのかもしれません。ですから、くり返しの大切さがわからなくなり、その結果忘却曲線のワナに落ちている可能性があります。残念ながら、子どもたちが考えいるほど人間の能力は高くありません。覚えた事がらは次々と忘れていってしまいます。これをメンテナンスしていこうという強い意識がない限り知識は定着しません。 こんな反省もあり、今年は、当塾としては、この「くり返し」に重点を置いて指導を進めようと考えています。子どもたちの“自主性”だけに任せていたのでは、知識の定着を図ることは難しくなっています。授業でも、知識の伝授だけではなく、演習のくり返しをもっと取り入れる方向で検討を進めています。子どもたちが変化している中で、教育のあり方が従来と同じでは対応にずれが生じます。新しい子どもには新しい教育が必要だと痛感しています。本年もよろしくお願い申し上げます。 ───────────────────────────────────T.英検の時間について ─────────────────────────────────── ◆ 来る1月25日(土)に英検の試験があります。今回より、土曜日に実施されることになりましたが、それに伴い、時間が次の通りとなりました。お間違えのないようにお願いします。なお、この時間に不都合の生じる方がありましたらお申し越し下さい。 2級・3級・5級………13:10集合(13:30より試験開始) 準2級・4級 ……… 15:10集合(15:30より試験開始) ─────────────────────────────────── U.志望校の選択などについて ─────────────────────────────────── ◆ 志望校の選択でお困りの方、これからの受験勉強にご不安をお感じている方など がいらっしゃいましたら、いつでもご相談下さい。日時は極力ご都合に合わせさせ ていただきます。 ─────────────────────────────────── V.中3特別講座について ─────────────────────────────────── ◆ 1月から中3の受験生を対象に「入試直前対策特別講座」を開講します。 本年は県 立高校の入試制度が変わり「特色化選抜」が行われますが、この入試で提出が 義務づけられている「志願理由書」の記載方法がかなり誤解されているようです。 中学校の現場でもかなり混乱が見られ、この記載方法が学校では十分指導されて いないケースも散見されます。 これらの点も含め、入試で不安な点がありましたら是非、この特別講座を受講下さ い。 ■ 今後の予定 1月 18日(土) 模擬テスト(最終) 25日(土) 英検第1次試験 以 上 |