塾長エッセイ

2004年12月
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先取り学習の勧め

                            塾長 青沼 隆 


 塾で勉強する目的はさまざまかと思います。特に、当学習会のように個別指導塾の場合、目的はそれこそ千差万別となります。ただ、入会時に限っていえば、「学校の授業がわかるように」というのが一番多いのではないかと思います。恐らくその時点では、塾での勉強のペースも、「学校の進度に合わせて進めて欲しい」というところに集約されると思います。

 一般に、子どもが自分の実力を判断しようとしたとき、多くの場合、学校の成績しか判断基準がありません。従って、塾での勉強も学校の進度に合わせて、学校のテストよりほんの少し早く進めることを望みます。多くのお母さま方も、先に進めることより、ゆっくりでもよいから1つ1つを確実に、できれば100%理解して先に進めることをお望みになります。これらのことを総合しますと、特別な受験の目的がない場合は、学習進度は学校の進度と一致することになります。

 しかし、私はこの学習進度が合理的だとは決して思いません。もちろん、進度は、その子どもの過去の学習の蓄積量によって異なるのは当然ですし、もし、学校の授業がわからないようなら、進度も遅めに設定した方が無難なのも当然です。しかし、そうでないなら、できれば、学校の進度に関係なく、先取り学習することをお勧めします。理由は2つあります。

 1つ目は、学校の授業が年間30週を前提に組まれていることです。1年間は52週あります。学校の授業はそのうち、30週だけ勉強して、残りの22週は勉強しない計算でカリキュラムが組まれています。学校には、夏休み・冬休み・春休みの長期休暇のほか、運動会の予行演習や遠足等などの学校行事があります。これらを除くと、実質的に勉強できるのは30週しかないということになり、それを前提にカリキュラムが作られています。

 ここから、考え方の違いが出てきそうですが、1年間に30週しか勉強しない、逆に言うと年間の42%は勉強しない(22/52=42%)というのは、子どもの成長にとって良いことでしょうか。私はそうとは思えません。当学習会が、冬期講習などに力を入れているのはこれも理由の1つです。「学校が休みなら勉強をしない」ということは、年間42%は勉強しないということを意味するわけです。もし、この42%も勉強するなら、学校のカリキュラムの2倍弱のスピードで勉強を進められます。

 2つ目は、大学入試との関連です。いわゆる有名大学に進学するには1年間の入試演習が必要です。入試演習をするためには高校3年分の勉強が終わらないと手がつけられません。ということは、逆算すれば、高校2年の時点で高校3年分の教科書が終わっていなければならないということになります。県立千葉高校や県立船橋高校といったTOP校の卒業生のうち、50%が浪人になってしまうのはここに最大の原因があります。県立高校のカリキュラムは先取りをしないからです。反対に、私立中高一貫校の合格実績の高いのも、この裏返しで説明がつきます。これらの一貫校では高校2年で高校の全カリキュラムが修了するように作られているからです。

 中高一貫校に進学した子どもはともかく、ふつうの公立中学に進学した子どもはこの“カラクリ”に気づきません。高校入試もふつう通り勉強していれば、いわゆる一流といわれる高校にも進学できます。この子どもたちが、この厳しい現実に気づくのは、恐らく、高校3年生になってからだと思います。そのときに、模擬試験を受けたり有名大学の過去問題に取り組んだときに、はじめて、自分の勉強の遅れに気づくことになると思います。もちろん、そのときでは、遅すぎます。

 英語や数学のような基幹教科の場合、小学生や中学生のカリキュラムは割にゆったりと、反対に高校生のカリキュラムは過密に作られています。従って、高校生になってからの先取りはかなり難しいのが現実です。私立中高一貫もその点を考慮して、中学1.2年で中学3年分を学び、中3〜高2で高校3年分を学ぶようになっています。従って、無理なく先取りをするには、小学生と中学生の時しかないということになります。

 しかし、先に述べました通り、この時点では、子どもは先取りの必要性を感じることは全くありません。むしろ、先取りは、今の成績にマイナスになるから避けたいというのが本音だと思います。お母さま方にとっても、「先に進めるよりも、1つ1つをていねいに」というお気持ちが強いようです。非常に、難しく微妙な問題だと感じています。

 ただ、勉強に少しでも余裕がありましたら、少し将来のことをお考えいただき、先取り学習に挑戦いただくことをお勧めします。それと同時に、冬休み期間中も最低限、ふだん通りの勉強を進めること、できれば、この機会を積極的にとらえて、ふだんより勉強を加速することをお勧めいたします。 





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T.冬期講習について
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◆ 当塾では、冬期講習期間中は通常授業を一切行いません。この期間中の授業    はすべて冬期講習として行いますのでご理解下さい。
◆ なお、12月の通常授業は12月21日(月)で終了して、12月23日(木)より冬期   講習を開講します。12月22日(水)の通常授業はありません。当日は通知票を   塾までお持ち下さい。(12:00〜13:00)
◆ 先にパンフレットをお送りしましたが、ご回答期限の12月8日(水)に ご協力下さ  い。ご欠席の場合も、「欠席」としてご回示下さい。


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U.12月・1月の授業の代替について
───────────────────────────────────◆ 先にお知らせしましたとおり、12月最終週と1月初週の授業を次の要領で       代替します。             
 1.代替回数について
   例えば、週1回受講の方は「2回」、週2回の場合は「4回」、週3回の場合は「6    回」となります。(以下同じです)

  2.対象外
  クリスの英会話、パーフェクトイングリッシュの外国人指導は、別のスケジュール   が既に決定しておりますので対象外となります。


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V.テレホンイングリッシュについて
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◆ 当学習会では「英語」を受講している人を対象に、テレホンイングリシュを行っています。テレホンイングリッシュとは、毎週1回(木曜日か金曜日を選択)、ご自宅に外国人講師が電話をしてミニ英会話レッスンを行うものです。費用は電話代も含めて無料です。

◆ テレホンイングリッシュは必ず受けなければならないというものではありませんが、できれば「英語」を受講している人は、是非、受けていただけたらと考えています。

◆ つきましては、「英語」を受講している人でまだ受けていない方は、この機会にご検討下さるようお願いします。お申込の場合は、講師にその旨お伝え下さい。具体的な要領はその際にご説明します。
  


■ 今後の予定

   12月  
           8日(水) 冬期講習回答期限        
          18日(土) 模擬テスト(小4〜中3)
          21日(火) 2学期通常授業終了
          22日(水) 学校の終業式。



                               以  上




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