『 厳冬日誌・特別編 A 』 早春の芽吹き


厚くおおっていた
湿原の雪が溶けると
待ちわびたように
春の植物たちが
一斉に芽吹きます。




 カラマツのかわいい芽吹き、

奴さんのようなニッコウキスゲ

握り拳のようなシラネアオイ


ニッコウキスゲ



シラネアオイ
5月上旬  大江川湿原の雪解け
 


枯れ色の湿原に1番に
緑の葉を広げるのは
ギョウジャニンニク

アイヌネギとも呼ばれ
1度食べたらやみつきになるそうですよ。


ギョウジャニンニク


山小屋もいよいよシーズンinになるため
布団干しは、春1番の大仕事です。

でも、雪があるため屋根が低くなり
布団を投げ上げるのがとっても楽です。






5月上旬  おおっていた雪が放射状に溶かされてゆく


尾瀬沼の雪解け寸前の時です。

おおっていた雪が放射状に
溶かされてゆきます。

赤シボの発生も見られます。


いよいよ春の土が現れて来ると、
イワツバメが
群がるように飛来してきます。

口で土や落ち葉などを運び
山小屋の軒先などに巣を作り始めます。


また、同じ頃 大江川には、
ワカサギが
産卵のために遡上してきます。
その、数には圧倒されます。
5月下旬  イワツバメが群がるように飛来



春の日差しをうけて、枯れ草色の湿原が
緑の湿原に変わっていきます。



ミズバショウが咲いてきました。



いよいよ、「神々の遊び場」ともよばれる

尾瀬の湿原の花のシーズンの始まりです。

厳冬日誌・