平尾台−紫蘭咲く丘 No.2
(福岡県)2004.5月




  露出した石灰岩はピナクルとも呼ばれ、
  中には何かの顔に見えるおもしろいものも
  たくさんあります。


 
 
 草原には、地味な花を咲かせた
 ソクシンランが 
 風に揺れています。

 

ソクシンラン
モスラの幼虫のようにも見えるピナクル

うすい紫を帯びた白色の花は、
タカサゴソウです。

日当たりのよい山地の草原にしか
生えないこの花は、日本中で減少し続けていて、
絶滅危惧種に指定されています。


山地草原にはごく稀なツレサギソウも
なが〜い距をのばしています。

同じランの仲間 サイハイランも
樹林帯の中に咲いていました。
タカサゴソウ ツレサギソウ サイハイラン


タツナミソウはいつもながら
きちんと整列させた花を
見せてくれます。 美しい!!


あざやかな朱色はヤマツツジ
黄色い花はオカオグルマ

どちらの花も平尾台では普通に見られます。

タツナミソウ ヤマツツジ オカオグルマ





   モウセンゴケの花

湿原には、モウセンゴケが
白くてかわいい花を咲かせ始めました。


すぐそばには、素敵なとき色の
トキソウです。

トキソウは、尾瀬ではたくさん咲いて
それほど、気にしなかった花ですが

九州では限られた場所でしか
見られないのでみつけると
じっくり見いってしまいます。

辰弁の細工の細かさには、
ほんとに驚いてしまいました。


 
トキソウ


平尾台はこれからいよいよ
ノハナショウブが美しい
シーズンに入っていきます。

おしまい