時をこえて Vol.5  
“ 木 道−T”





2004 夏 
アヤメ平の木道



1980 春 (大江川湿原の木道)


                
                       いろんな人が行き交う木道。

                       振り返りながら、想いを尾瀬に残して家路に帰る人。
                       友とハイクでわくわくの人
                       何十年ぶりに三条の滝の夢を見て、逢いにいく人
                       みんなの夢を運ぶレールかな?

                       子供には、自然を大切にしてほしいって親の愛
                       恋人に、ワタスゲの花穂がそよぐ姿をみてほしい
                       みんなの愛をつなぐレールかな?

                       お仕事であるく人
                       働く、仕事への道に歩く人
                       みんなのくらし(命)のレールかな?
   
                       雨の日も、太陽の日差しにも、雪にも負けない木道。
                       夜には暗闇に息をひそめているけど
                       朝になったら軽快な響きで尾瀬を起こしていくね




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