ちなみにクトラ・カンは、その後元気に帰ってきました。→

お人好しのエスガイ父ちゃん、
子供の中で誰が似てるって、
同じくおっちょこちょいのベルグタイが
一番似てると思います。
(捕虜に「俺らどうなる?」と聞かれて
「全員殺すことになったよ〜」と素直に答えたら、
暴動が起きてしまった。
そりゃそうだ・・・ι)

ホエルンの息子たちには
このテの手薄さはまるで見られないので、
お母ちゃんの教育の賜物なんでしょうね。
優しいとか人がいいとかいうより、
おっちょこちょいなんじゃないのかそれは。

よかったんじゃないの、似なくて・・・ι
ベルグタイと似てるんだったら、
ちっちゃいものFANクラブにも
入ってるぞきっと(笑)

でもこれも、別の解釈もあります。
日本だと、死んだ主君の葬式を主催することで、後継者であることを宣言したりますよね。
(本能寺の後の秀吉みたいに)
モンゴルに同じような習慣があるそうなので、そういう風に見ると、
他の競争者に先を越されじと政権を掴みに行った行動になるわけで、
クトラのあとを継ぐのは俺だと自負する、エスガイの野心がぎらりと光るエピソードになります。

ちなみに、エスガイが毒殺されたことを伝えるのは秘史のみで、
モンゴル帝国史は死因にはふれていません。
やっぱり謎な人だなぁ。