お兄ちゃんといっしょ〜ボロクルとジュチ

四駿馬の一人ボロクルとチンギスの長男ジュチ。
ボロクルがよくおとなしいジュチをひっ掴まえてはかまってやってるので、すっかり仲良しです。

もういいかげん描き進んだとこでボロクルが言いました。
「な〜んかこれだと、カメラ寄り過ぎで、ただ抱き合ってるみたいに見えちゃうなv ジュチ。」
ジュチ「・・・・・・υ」
気がついてたなら先に言わんか〜〜!!υυ

13、4歳くらいの少年が、7、8歳くらいのだっこするには大きくなりすぎた子供を、ずり落ちそうになりながら抱き上げてる感じにしたかったんですが・・・

ジュチが財産分けでもらい、ジュチ・ウルスの基幹となったのは、アルラト、フーシン、シジウト、ゲネゲスの4つの千人隊。
アルラト族はボオルチュの、フーシン族はボロクルの出身部族で、ボロクルはボオルチュ(右翼万戸長)の副官でしたから、この二人とジュチの間に親派ラインがあると考えられます。
ジュチ・ウルスは右翼最西の風切り羽だったので、親父世代のボオルチュがジュチの後見人で、ジュチに年齢の近いボロクルが、ジュチとつなぎをつけながら補佐してたのかもしれません。
多分ジュチが子供の頃からこういう体制は形作られていた筈なので、仲良しだったのはあながちムリな想像でもないのです。

ボロクルは早くに亡くなってしまいますが、もしもっと長生きしていたら、ジュチはボロクルの助けを借りて、もう少しラクに生きていけたかなぁと想像してしまいます。まぁ想像ですけど・・・

使用画材
紙:B4キャンソンボード 
主線:耐水性カラーインク セピア
透明水彩、パステル