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トゥルイ(?〜1232) チンギス・ハーン嫡流の第四子。可愛い顔して兄弟一の戦上手で大酒飲み。 末子相続の習慣のあるモンゴルでは後継者に一番近い皇子だったが、 兄(三男)オゴディを指名したチンギスの意向を尊重して、あっさり位をあけ渡してバックアップに回った。 親の手元にある遺産を末子が相続するので、チンギス配下の精鋭はすべてトゥルイが受け継ぎ、 オゴディが即位するまでの2年間、監国として国政を司っていた政治的実績もあり、 トゥルイが実力でハーン位をもぎ取りに来ていれば、モンゴルは2代目にして大内乱、 帝国が崩壊していた可能性が高く、彼の見事な身の処し方で帝国が救われたとも言える。 まあ、息子に芽があると見たから、おとなしく引き下がった面もあるんだろうけど。 四代大ハーンモンケや、五代大ハーンフビライの父。 漢字では施雷と書く。カミナリのようなキレのある威丈夫だったんだろうが、 子供の頃横抱きにかっさらわれそうになった話とかばっちり残っているもので、 どうも可愛らしい甘えんぼのイメージが抜けきらないυ 上記のようにみんな気前よく譲っちゃうのも、甘ちゃんといえば甘ちゃんだし。 |