リベリア 軍隊いもむしが重要食料生産地域の村々を占拠
09.1.21
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西アフリカ・リベリアの最も重要な食料生産地域をなすボン郡(Bong)にヨトウムシ(army worms)の大群が侵入した。虫は作物を破壊、家に侵入、大量の糞で飲料水源も汚染している。住民は家から逃げだ出し、車の中や公共の建物に避難している。
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2007年にギニアから自分の土地に戻った一農民はキャッサバの畑を食い尽され、去年の苦労が無に帰したと涙する。
50歳の一婦人は、収穫間近の米を食い荒らされ、虫はなお家に入り込んでいるから行くところがないと言う。
一地区の首長は、状況は日に日に悪化しており、政府は救援に来なければならない、今までに15の主要米農場が破壊されたと言う。農業大臣は、省の昆虫学者が殺虫剤をまくために現地を訪れたが、殺虫剤も噴霧器も足りないと言う。
LIBERIA: Villagers flee invading caterpillars,IRIN,1.20
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=82481
村々は、まさに虫に占拠されてしまった。アフリカの一地方の悪夢にとどまるのだろうか。地球の未来の予兆なのだろうか。