農業情報研究所農業・農村・食料アジア・太平洋地域2014年8月22日

カンボジア 初の農業センサスの結果を発表 全世帯の85%が農業関連活動に従事

 カンボジア政府が20日、国初めての農業センサスの結果概要を発表した。何かの時に役に立つこともあろうかと、33頁からなるレポートが示す数字を記しておく。

 Agriculture census unveiled, to the delight of the industry,Phnom Penh Post,14.8.21

 260万に上る可能性のある全世帯の85%に相当する220万世帯が米栽培、家畜飼養、漁業、ゴム採取など、何らかの形の農業関連活動に従事している。

 そのうち、大家畜2頭以上または小家畜3頭以上または家禽25羽以上または300u以上の土地を保有する”農業事業体”は190万。

 経済活動のために政府から授与された土地を除く農地面積は全体で310万f。

 ただし、予備調査の結果が示すところでは、生産した作物または家畜を販売するのは農業関連全世帯の27%だけで、残り73%の世帯の農業は食料自給のためのものである。

 米農家の90%はコストが高い芳香米ではなく、安価な品種を生産している。

 農業従事世帯は全部で47万2000のバッファロー、140万の豚、270万の牛、2800万の鶏、500万のアヒル、数千頭の山羊を飼っている。