農業情報研究所>農業・農村・食料>食糧問題>ニュース:2014年月8月14日
日本のみ 急騰する食料品価格 円安、消費税 それでも動じない?日本人
2011−13年、OECD諸国の中で突出して低いか、マイナスでさえあった日本の食料品消費者価格値上がり率が今年第一四半期にはOECD平均に追い付き、第二四半期にはOECD平均の1.7倍の3.6%にまで跳ね上がった。今や日本を上まわるのはトルコ(9.4%)とチリ(5.1%)、並ぶのはメキシコのみだ。新興国の食料インフレ率はなお相当にい(中国は例外)とはいえ、落ち着きや低下傾向も見られる。FAOの食料価格指数*も6ヵ月連続で低下する中、日本だけが何故値上がり?円安による輸入価格の上昇と消費税増税以外に考えられない。アベノミクスはさらなる円安と増税を望んでいる。それでも国民の半数以上が安倍内閣を支持している(という世論調査結果がある)。日本人、ずいぶん豊かになったものだ。
*http://www.fao.org/worldfoodsituation/foodpricesindex/en/