米農務省 蜜蜂の病害虫サーベイを開始 寄生虫や病原微生物の発生度を知る

農業情報研究所(WAPIC)

10.6.8

 米国農務省(USDA)が7日、蜜蜂の病害虫サーベイを始めると発表した。同省動植物検疫局(APHIS)・農業研究局(ARS)とペンシルバニア州立大学(PSU)が協力、13の州の350の養蜂舎のサーベイを年末まで続ける。このサーベイは、全国規模で蜜蜂コロニーの減少をもたらしている可能性がある寄生虫や病気を引き起こす微生物がどれほど広がっているかを知る助けになるという。

 サーベイのプロトコルはARS・PSUのと協力を得てAPHISが開発した。養蜂舎の蜜蜂とその死骸のサンプルを集める州の養蜂専門家にサーベイキットが送られた。ARSとPSUの科学者が、このサンプルを使って特定の害虫と病気の検査を行う。APHISの関心は、特にセイヨウミツバチの害敵である外国のダニであるミツバチトゲダニが米国に侵入したかどうかを知ることに向けられているという。

 USDA Begins National Survey of Honey Bee Pests and Diseases,USDA,6.7