コンゴ共和国 南ア農民への土地リースを延期 

農業情報研究所(WAPIC)

09.6.3

  コンゴ共和国農業大臣が、1000万f(国土面積の3分の1)もの土地を南アフリカ農民に99年無償でリースするという南アフリカ農業者団体(AgriSA)との協定(コンゴ 南ア農民に1000万fの土地を99年無償リース,09.5.2)の実施を、7月に予定された大統領選挙が終わるまで延期すると発表した。

 農業大臣は、政府がAgriSAとの間で調印した協定は法的拘束力を持つものではなく、”意図の宣言”にすぎないと言う。また利用可能な土地は1000万fではなく800万fで、南アフリカだけでなく、イタリア、フランス、トルコ、中国、イスラエルの農民も協定を求めているとも言っている。

  Congo delays SA farm deal-Reuters,Fin 24.com,5.31
 http://www.fin24.com/articles/default/display_article.aspx?ArticleId=1518-25_2524795  

 マスメディアの情報の質が問題なのだろうか。協定の質そのものが問われるべきだろう。