タリア・オーストリア:狂牛病騒動、イタリアへ、オーストリアは安堵

農業情報研究所(WAPIC)

01.01.18

 狂牛病が確認された一日後、イタリアの消費者は牛肉を諦め、魚を買いに走っている。ローマの市場のある肉屋は、誰も肉を買わないから魚の販売を始めたとラジオに語っている。保健相は、他のEU諸国より病気の発生は少なく、現在の肉は10年前に比べてはるかに安全と言っている。農民は感染牛が出た農場のゲートに20台ほどのトラクタを並べ、残りの190頭の牛の屠殺を阻止する構えである。彼らによれば、感染しているかどうか検査しないで全部を殺すのは馬鹿げていると言う。他方、オーストリアは、感染が疑われた牛肉の再検査で陰性の結果が出て、安堵している。一旦輸入を禁止したポーランドの獣医当局も、オーストリア政府から公式の確認を受け取れば、禁止を解くだろうと言っている。

Mad Cow frenzy moves to Italy,Pope speaks out, Reuters,01.1.17

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