農業情報研究所
中国:日本の狂牛病発生確認で検査を強化
農業情報研究所(WAPIC)
2001.09.25
日本での狂牛病発生の確認をうけ、中国は狂牛病検査を強化する。検査は今年から始まっており、年2000頭(中国の現在の牛に総頭数は1億3000万頭)を目標としてきたが、これを3000頭にする。
検査は脳組織を採取して行われるために、家畜を失う農家への補償は莫大になり、検査器具は輸入せねばならず、それを適切に使いこなすためにイギリス・スイス・米国に技師を送らねばならなかった。今年の検査費用は1000万元(930万香港$)にのぼるが、農業省担当官は「国の経済と人々の生命にとってこれほど重要な問題に用心しすぎることはない」といっている。
中国は90年代初めから、狂牛病発生国からの牛とその製品の輸入を禁止してきた。
Testing beefed up after Japan mad-cow
case,SCMP.com(South
China Morning Post),01.9.25
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