農業情報研究所


英仏:輸出子羊の脊髄除去の要求に英国農民が怒り

農業情報研究所(WAPIC)

2001.11.19

 

フランス食品安全機関(AFSSA)は、来年1月から、英国から輸出される6ヶ月以上の子羊の脊髄を除去するように要求している。現在のEUの規則は1歳以上の羊の脊髄除去を定めているだけであり、フランスだけが予防原則に基づく追加的消費者保護を求めている。

 英国食品規格局(FSA)は、そのようなルール変更を正当化できる証拠はないとしており、農民団体は屠殺費用が増えると怒っている。

 羊に狂牛病(BSE)が発生している証拠はないが、その可能性を否定できないことから英国政府が命じていた羊の脳の検査は、実際には牛の脳を検査していたという大失態が明らかになったばかりである。

 Farmers angry at new French lamb demand,The Times,01.11.1

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