韓国、米国産牛肉輸入禁止問題で米国政府と協議へ

農業情報研究所(WAPIC)

05.2.24

 コリア・ヘラルド紙によると、韓国が米国と来週月曜日、米国牛肉の輸入禁止を巡る実務者レベルの協議を開Korea, U.S. ready for talks on beef imports,The Korea Herald,2.24;http://www.koreaherald.co.kr/SITE/data/html_dir/2005/02/24/200502240019.asp)。農業省報道官は、米国が日本はすぐにも輸入を再開すると圧力を強めており、会合の要求を拒否することはできないと語った。

 また、両国は合意に至るまで協議を続けるが、韓国は牛肉の安全性に焦点を当て、一層の検査を要求する。再開決定までには多少の時間が要るという。政府は牛産業や市民グループとも会合を持つ。

 米国のBSEリスク評価もせず、国内対策の見直し関する食品安全委員会の答申も待たずに日米協議で早期輸入再開を約束してしまった日本政府の安直な態度が隣国をも窮地に追い込んでいる。