米国、BSE特定危険部位除去ルール違反が17ヵ月で1036件 農務省が発表

農業情報研究所(WAPIC)

05.8.16

 ワシントン・ポスト紙の報道によると、米国農務省が16日、BSE特定危険部位の除去に関するミーパッカーのルール違反が2004年1月から今年5月までに1036件見つかったと発表した。ただし、汚染肉が消費者にまで届くことはなかったという(Mad Cow Rule Violations Cited,The Washington Post.8.16

 この発表はいくつかのグループの連邦情報公開法に基づく開示要求に応えたものという。グループの一つ、パブリックシチズンによると、記録はルール執行における深刻な問題を示しており、例えば脳などを除去すべき牛の月齢の確認で間違いがある(米国では30ヵ月以上の牛からの中枢神経組織を除去せねばならない)。