フランスのvCJD患者、15人に 今年だけで7人 急増の兆し?

農業情報研究所(WAPIC)

05.11.4

 11月2日に保健衛生監視研究所(Institut de veille sanitaire)がCJD患者数の改訂版を発表、フランスの変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者が15人に達したことが明らかになった。

 Nombre de cas de maladie de Creutzfeldt-Jakob(11.2)
 http://www.invs.sante.fr/display/?doc=publications/mcj/donnees_mcj.html

 発表によると、昨年までの患者は8人だけだったが、今年11月2日までに新たに7人の感染が発見された。今後急増する兆しなのだろうか。

 15人中の2人を除くすべてが既に死亡している。今年の死者は5人にのぼる。去年は2人が亡くなり、2003年に3人、1996年、2000年、2001年に各1人が亡くなっている。

 死亡者のうち、6人が男性、7人が女性、年齢は20歳から58歳まで、平均36歳で、古典的なCJDに関連する遺伝的(すべてMM型)または環境的要因が認められる者は一人もいないという。