マレーシア 米国産牛肉輸入停止を部分解除へ 30ヵ月以下の牛の骨無し肉

農業情報研究所(WAPIC)

06.3.8

 2003年末のワシントン州での米国初の狂牛病発見以来米国産牛肉の輸入を停止していたマレーシアが条件付での輸入再開を決めた。輸入を許されるのは30ヵ月以下の牛からの骨無し肉に限られる。米国のポートマン通商代表は、米国のマレーシアとの牛肉貿易の正常化への第一歩と歓迎するとともに、輸入品の範囲のさらに拡張による全面的輸入再開を要請している。日本包囲網がまた一つ縮まった。

 USTR:Portman Welcomes Step by Malaysia to Open Market to U.S. Beef and Beef Products(3.7)

 AFPによると、マレーシアのメディアは、オーストラリアとニュージーランドからの牛肉輸入の制限のために起きた牛肉不足を補うために再開を決めたと報じている。輸入停止前の2003年、マレーシアは190万ドル相当の米国産牛肉を輸入しており、その半分以上が骨無し肉だったという。

 US welcomes ending of Malaysia's beef ban,AFP via Yahoo!News,3.7